ツイッターでこんなつぶやきを見た。
自衛隊の彼氏が事故のあった原発に行く。「大丈夫?」とメールした。返事が来た。
「大丈夫。大丈夫にする」
どうしようもなく心が動かされた。我々の世界はこういう「現場」の支えでできているんだ。
大学で教えていると、18~20才ぐらいの生活感覚との差に驚く。試しに子どもや部下、生徒に聞いてみよう。彼らはびっくりするほど、お金を使っていない。
なぜだろう?
「1円家電のカラクリ 0円iPhoneの正体」(坂口孝則)に『逆転経済』という言葉がある。この10年、商品の価格が不自然なほど安くなっている。なぜ、それほど下げることができるのか。簡単だ。メーカーがコスト=人件費削減という”経営努力”をするから「安くていいモノ」が作れるのだ。
「本来は40万支払うべき月給を、20万しか支払わない」「日本の工場を閉鎖し、海外に発注する」という”国内不況の大幅増産”で、今の激安ブームは維持されている。