2月19日(日) ニコ生 岡田斗司夫ゼミ のハイライトです。
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今回は巷でウワサになっている『サザエさん』打ち切りについて話します。
今、『サザエさん』が終わるかもしれないって、ネットで評判だよね。
何故かと言うと、東芝が一部上場から二部上場に落ちて、このままだと倒産するかもしれないから。
それでサザエさんは東芝の一社スポンサーの番組だからだよね。
かつてのサザエさんだったら、東芝が倒産しても終わらなかったんだよ。
何故かと言うと視聴率が30パーセントぐらいあったから。
ところがそんな視聴率も、2000年代には20パーセントになって、ここ数年は10パーセントを切ってるんだよね。
昔は「ホリエモンがフジテレビを買収しない限り、サザエさんは終わりっこない」って言われてたんだ。
だけど元々サザエさんは、オンエアされるたびにネットでネガティブな意見が出てきてた。
それでスタッフがイヤになってるってウワサもあったんだ。
東芝がスポンサーから撤退して、視聴率が10パーセントを切ったら、日曜のあの枠は全部 見直しの可能性があるよな。
せっかくだからスポンサーの倒産で打ち切りになったアニメを調べてきました。
世の中ではスポンサーの倒産で打ち切りと言っても、いろんなパターンがあります。
『超攻速ガルビオン』はスポンサーが倒産になり、製作中の作品がいきなり打ち切りになりました。
『スーパーロボット レッドバロン』もスポンサーが倒産したので、ほぼ即時に打ち切り。
でも『小さなスーパーマンガンバロン』は“徐々に打ち切り型”という作品で、悲しいんだよ。
それまで『ガンバロン』は、すごく豪華な番組だったんだよ。
セットもゲストも多いし、シリーズ中盤から4話連続でグァム島シリーズというのがあった。
まったく必要が無いんだけど、メインキャスト全員がグァム島に行って海外ロケをやってたんだ。
一時期の『ナカイの窓』みたいなもんだよね。
ところがスポンサーが倒産して、資金繰りが困難になって、後半は大幅に製作規模を縮小せざるを得なくなった。
そして最後も寂しく終わった。
こんな“徐々に打ち切り型”という作品もあるんだ。
サザエさんは、現在の景気から考えて“即時に打ち切り”というのも考えられるけど、そこまでしないだろうね。
日曜の夜で10パーセント近辺を取れてる番組だったら、いきなり打ち切りにする必要が無いし。
製作予算を削っても、サザエさんのクオリティってそんなに変わらない気がする。
急にメイン声優が山寺宏一になって、全キャラの吹き替えを山寺宏一がするとかは無いと思うよ。
おそらく僕は、サザエさんは『ガンバロン』と同じく“徐々に打ち切り”型になるんじゃないかと思っています。
これを機会に外資が入ってきて、中国資本とかで作られて、来年のサザエさんのお正月は1月の後半になるなんて事があるかもしれない。
・・・そっちの方が面白いかも(笑)。
でも、サザエさんって意外に面白い回があるから、残って欲しいとは思ってるけどね。
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