12月18日(日) ニコ生 岡田斗司夫ゼミ のハイライトです。
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今回は、スタジオ・ハートデラックスの高橋信之さんをお迎えして、オタクの「他人承認欲求」について語りました。
高橋:
私『この世界の片隅に』という作品が非常に気に入りまして。
主人公の北条すずさんと、一年間一緒に暮らしたいな、と思いまして。
岡田:
(爆笑)カレンダー作ちゃったんですね。
高橋:
ちょっと手違いでアマゾンで先に売ってしまったんですけど。
来週後半から、劇場で出るはずです。
岡田:
すずさんと十二ヶ月間一緒のカレンダー。
高橋:
テーマは「一緒に暮らす」という。
岡田:
これ、版元は?
高橋:
制作委員会と、それを仕切ってるジェンコさん。
岡田:
ジェンコの真木太郎さんが先週うちに来て、そのあと死ぬほど酒を飲んで帰りましたよ。
吉祥寺の塚田農場でぐいぐい飲みながら
「岡田くん、なんであんなこと俺に言わせるの!」
バンダイの渡辺さんと、まったく同じ飲み方してた。
二杯くらい同時に注文して、一杯空けては次のを飲む。
死ぬぞ、この人。と(笑)
高橋:
あの人は日本では、稀有なプロデューサーでありヒットメーカーですから。
実は僕「たんぽぽ革命」というのを思いついんたんです。
自分たちがいいと思った作品だからこそ、同人誌を作ったり、色々やってる。
『ガンダム』や『ヤマト』だって自分たちがいいと思ったから。
今それが『この世界の片隅に』で起きてる。
黄色いたんぽぽを摘まずに、どんどん増やしていく。白いたんぽぽの中で増えていく。
これを「たんぽぽ革命」と呼ぼうと。
岡田:
つまり俺たちオタクの生き様は、人に「この作品いいよ」と勧めるだけの人になる、と。
高橋:
自己承認欲求ってあるじゃないですか。
我々オタクって他人承認欲求なんですよ。
岡田:
そうか。パリピの人とかリア充の人って、「俺を見て」「私を見て」ですね。
僕らは「これを見て」「あれを見て」の方が幸せ。
わかるわ、それ。
高橋:
人間は自己承認欲求もあるけど、対局に他人承認欲求もある。
この人素晴らしいよ。この作品気に入った。この監督をリスペクトする。僕たちリスペクターじゃないですか。
岡田:
コメントにもあったみたいに、間接的な自己承認欲求なんだけど。
間接的な分、社会に貢献できるんですよね。
考えようによっては、ナチス党が党員増やすのと変わらないかもわからないけど。
暗黒面ですね(笑)
高橋:
そこには落ちずに!(笑)
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