朝日新聞「悩みのるつぼ」からです。
******************************
タイトル「完璧同士の結婚がうらやましい」
相談者 30代独身女性
2017年1月21日(土) 朝日新聞朝刊
******************************
【相談】
30代の独身女性です。
私は周りで、収入、ルックス、性格全てそろっている男性と結婚した方がうらやましくてしかたありません。
こういう方と結婚したら一生ずっと幸せなのだろうな、大変なことがあってもきっと乗り越えていけるのだろうな、と思ってしまいます。
実際の夫婦生活は分かりませんが、とても家庭的で、奥さまはとても幸せだろうな、私にはもうそういう人とは巡り合えないんだろうな、と思うととても悲しくなります。
結婚への焦りから、いわゆる婚活をしておりますが、そんな方に巡り合わないので周りの完璧なご主人がうらやましくて仕方ありません。
また、活動をすればするほど、恋愛結婚をすることはもうないだろうと思ってしまいます。やはり、自然な出会いではないからなのでしょうか。そう思うとまた悲しくなります。
完璧そうにみえる夫婦でも、いったん生活を共にすれば、完璧ではない部分や不満もあるのでしょうか。
また、どんなに完璧な人と結婚したとしても、いつまでも永遠には、大好きな気持ちは続かないものなのでしょうか。
友人には、完璧な人と結婚したから幸せというわけでもないと言われますが、どうも納得できません。よろしくお願いいたします。
【岡田斗司夫の回答】
いままでいろんな人に相談しましたよね? でも、「普通の答え」では納得できなかったでしょ? なので「普通じゃない答え」を考えてみました。
つまり裏ワザというか奇策を提案します。
周囲に、特にあなたの思う「完璧な結婚」をしている夫妻に、「もう結婚はあきらめた」と公言してください。婚活もすっぱり、表面上は止めること。
理由は「いま、完璧な結婚をしているカップルの離婚待ち」です。
政府の人口動態統計によると、毎年、離婚件数は結婚件数の3割ほどになります。「同居をやめた時の年齢別の離婚率」を見ると、30~34歳の女性の高さが目立ちます。
わかりますよね? あなたがうらやましくてたまらない「完璧なカップル」でも結婚数年で、一定数が破綻するというのが現実なんです。
そして離婚すると一般に女性はサバサバして「しばらく結婚は必要ないかな」となり、逆に男性は不安になって「すぐに再婚できる相手を探す」傾向があるそうです。
狙い目はここ。悪く言えばハイエナ作戦です。
ポイントは、結婚相手を探している、とにおわせないこと。表面上は、結婚に興味が無い、つまり他人の夫と話してても大丈夫な女になる。完璧な結婚であっても、人間だから不満もでます。そのグチ相手に徹してください。
決して不倫関係にならないように、細心の注意を払って、です。あせっては絶対にダメ。あなたから離婚をすすめてもダメ。完璧な夫婦が別れてから、はじめて声をかけましょう。
この方式、利点が二つあります。一つ目は「すでに完璧さを保証された物件のみ」ターゲットにすれば良い、というコスパの良さ。もう一つは、あなたの思い込んでる「完璧な夫婦」の実像がわかることです。
「理想の夫婦は、離婚なんてするはずがない」と思い込んでるでしょ? 彼らと親しく付き合って調査してみてください。びっくりするぐらい、双方からグチが出てきますから。
ちなみに、男性から見た「理想の妻」とは、当たり前に欠点のある自分でも「理想の夫」と持ち上げてくれる女性です。
完璧な人と出会うことを夢見るより、目の前の普通の人を「完璧に仕立て上げる能力」を鍛えるのが近道かもしれませんよ。
******************************
いままでいろんな人に相談しましたよね? でも、「普通の答え」では納得できなかったでしょ? なので「普通じゃない答え」を考えてみました。
つまり裏ワザというか奇策を提案します。
周囲に、特にあなたの思う「完璧な結婚」をしている夫妻に、「もう結婚はあきらめた」と公言してください。婚活もすっぱり、表面上は止めること。
理由は「いま、完璧な結婚をしているカップルの離婚待ち」です。
政府の人口動態統計によると、毎年、離婚件数は結婚件数の3割ほどになります。「同居をやめた時の年齢別の離婚率」を見ると、30~34歳の女性の高さが目立ちます。
わかりますよね? あなたがうらやましくてたまらない「完璧なカップル」でも結婚数年で、一定数が破綻するというのが現実なんです。
そして離婚すると一般に女性はサバサバして「しばらく結婚は必要ないかな」となり、逆に男性は不安になって「すぐに再婚できる相手を探す」傾向があるそうです。
狙い目はここ。悪く言えばハイエナ作戦です。
ポイントは、結婚相手を探している、とにおわせないこと。表面上は、結婚に興味が無い、つまり他人の夫と話してても大丈夫な女になる。完璧な結婚であっても、人間だから不満もでます。そのグチ相手に徹してください。
決して不倫関係にならないように、細心の注意を払って、です。あせっては絶対にダメ。あなたから離婚をすすめてもダメ。完璧な夫婦が別れてから、はじめて声をかけましょう。
この方式、利点が二つあります。一つ目は「すでに完璧さを保証された物件のみ」ターゲットにすれば良い、というコスパの良さ。もう一つは、あなたの思い込んでる「完璧な夫婦」の実像がわかることです。
「理想の夫婦は、離婚なんてするはずがない」と思い込んでるでしょ? 彼らと親しく付き合って調査してみてください。びっくりするぐらい、双方からグチが出てきますから。
ちなみに、男性から見た「理想の妻」とは、当たり前に欠点のある自分でも「理想の夫」と持ち上げてくれる女性です。
完璧な人と出会うことを夢見るより、目の前の普通の人を「完璧に仕立て上げる能力」を鍛えるのが近道かもしれませんよ。
******************************
この記事についての考察・感想は、“ほぼ”毎日更新しているオンラインサロン『岡田斗司夫ゼミ室』で問答しています。
みなさんの参加、お待ちしています!
↓
https://lounge.dmm.com/detail/103/