12月4日(日) ニコ生 岡田斗司夫ゼミ のハイライトです。
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岡田:今回のゲストは『この世界の片隅に』のプロデューサー、真木太郎さんです。
昔一緒に仕事を・・しようとしたんですよね。
俺結局真木さんとは一緒に仕事できなかった。
やる前にガイナやめちゃったから。
アニメプロデューサーと言っても、ビジネスよりの方?
真木:そうですね。
『この世界の片隅に』おかげさまで30万人のお客様に見ていただいて、興行収入4億円を超えたんですね。
僕はプロデューサーって肩書きでやってますけど、もうひとり丸山正雄さんっていう超有名なプロデューサーの方がいて。
彼は作る方。分けるとなると僕はラインプロデューサー。
岡田:丸山さんが現場プロデューサー。真木さんはビジネスプロデューサー?
お金集めたり、宣伝決めたり。
真木:まあお金集めたり、宣伝とか戦略の全体を責任してるのかな。
岡田:ヒットしてるんですよね?
真木:おかげさまで、ヒットしてます。今のところ興行収入4億円。
岡田:今年のアニメはヒット作がわりと続いてるから、
4億というとみんなまだびっくりしないじゃないですか。
真木:そうですね。一般的に10億を超えると、映画としては合格点。
それからすると、まあ行ける範囲内かなって思ってます。
岡田:ほかの大ヒットしたアニメのスクリーン数、って200とか300とか公開して成績を上げてるわけじゃないですか。
『この世界の片隅に』は何館だったんですか?
真木:63館からですね。最終的には150くらいになる。
一応47都道府県では見れます。
岡田:片淵監督が愚痴ってるんですよ。
2時間30分あるはずだったと。
でも真木さんに30分切られたと。
30分切ったんですか?
真木:正確に言うと、切ったのは監督で、私は予算とスケジュールを縮めたんですね。
結果、ちゃんとスケジュールを合わせるためには、
すでにあったコンテの中から、30分近くカットせざるをえなかった。
岡田:そういう場合って、僕自身、たとえば『オネアミスの翼』の時だったら、真木さんの立場がバンダイにいる渡辺さんって人。
僕が丸山さんみたいな、プロデューサーになる。
僕それで、渡辺さんと、そののち10年会えないほどの大喧嘩をしたんですよ。
丸山さんは何も言わなかったんですか?
30分切ってくれっていうのに対して。
だって、片渕監督が、切れっていわれたら切るかもしれないけど、そこを守るのが丸山さんの役割でもあるわけでしょう?
真木:それは経緯が違っててね。
もともとこの作品ってのはお金が集まらなかったわけですよ。
岡田:すごい大事なことをすごいサラッといいますね(笑)
真木:集まらない期間が長かったんですね。
実は僕は途中から丸山さんに呼ばれて。
一緒にやってほしいってことで。
僕が入った時にはコンテができていた。
2時間30分バージョンの。
このコンテに従って、制作費を計算すると、4億円になったのね。
4億円を丸山さんも僕も集めに行ったの。
で、僕が入ってから1年半くらいかけましたけど、
4億円集まらなかった。
じゃあどうするんだ、という会議になって、
これは2億5000万にしましょうと。
岡田:2億5000万も思い切った予算ですよね。
真木:2億5000万集めてこれるのかって話になって。
それは、まあ集めてきますよ、と。
じゃあ2億5000万をベースにしてやりましょう、という話になったんです。
結局できなければ意味がないでしょう。
完成しなければ意味がないでしょう。
どっちをとるかってことですよね。
岡田:予算を縮めればスケジュールと作業費を、切らざるを得ないですよね。
じゃあ真木さんが切ったのは、4億必要だろうというバジェットを、2億5000万におさめてくれと。
スケジュールも2016年の夏、もしくは秋に収まるようにしてくれと。
そういう話だったんですね。
真木:そうですね。
岡田:じゃあこっから先は、丸山さんなり、片渕監督のさじ加減。
2億5000万で、2時間半の映画を作るという方法もあったかもしれない。
真木:あったかもしれないけど、実際現実的にはカットして、作り上げたってことですね。
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