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2016年12月08日

【DMMラウンジ通信】ラウンジ公式オフより~これから新しいビジネスモデルを作るためには(前編)

DMMラウンジでは、ここでしか聞けない話が盛りだくさんです。

世間を騒がせる「炎上」問題。
炎上が関係ないビジネスモデルを作るにはどうしたらいいのか?
という話題が出ました。

岡田斗司夫の回答の一部をご紹介します。


   
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おもしろいことに、出版界は
「炎上」ってあまり気にしないんだよ。

たとえばベッキーにしても、長谷川さんにしても、俺にしてもw
どんなことをやってどんな炎上をしても、
絶対に出版業界からの注文ってなくならないんだ。

なんでかっていうと、出版業界ってのは
その著者の名前で商品を出すから。

その著者の社会的イメージがどうかっていうよりは、
商品が売れるかどうかのバリューを見てるんだよね。

ほとんど個人個人の著者を、自営業者として扱っている。

それに対してテレビ局っていうのはさ、
番組が商品なんだよね。著者じゃなくて。

番組が商品だから、
番組イメージを損なうっていう概念がある。

でも出版社は、たとえば幻冬舎がさ、ベッキーの告白本を出したとするよ。

そしたら幻冬舎に苦情は来ないよ。
幻冬舎のバリューには傷はつかない。

だから幻冬舎は、 そういう本を出し続けるんだけど。

これがベッキーがサンジャポとかに出て、復活したとなると
サンジャポにクレームが来ちゃう。
サンジャポをやってる放送局にクレームが来ちゃう。

でも出版界では少なくとも、どんなにトラブルがあっても、
売れてるんだったら、それでいいよっていうのがある。

炎上騒ぎってさ、訴訟になるような案件て
ほぼゼロなんだよね。

つまり、事件でないことを、あたかも事件であるように
ふるまっているっていうのが炎上の正体。

社会的に制裁できないものを制裁してるっていうのが
炎上の正体。

なので、司法の手はおよばない。
出版社はそれに関して
「大喜びで出版しませんか」となる。

文春がスクープを出してるんだけど、
スクープのネタって、司法では裁けないものが半分くらい。

もちろんその中には、不正利用とか、
司法で本来裁くものもあるんだけど。

半分位は法律で裁けないものを扱ってる。

絶対にベッキーが告白本を文春から出したとしても、
文春は叩かれないんだよね。

最終的に長谷川さんにしても、
ヤマカンさんにしても、

出版みたいなところをベースでビジネスをするか、
僕みたいに、個人で商売をする自営業みたいなのを
考えて行くのがいいと思う。

ますますこの先、
安全なところでポジションのトークをする以外の人は、
そっちの方へ流れていくと思う。


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いかがだったでしょうか?

この話題は後半に続きます。

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otakingex at 07:00コメント│ この記事をクリップ!

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