
朝日新聞「悩みのるつぼ」からです。
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タイトル「人見知りで同年代と話せません」
相談者 20代女子大学生
2016年11月12日(土) 朝日新聞朝刊
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【相談】
20代の女子大学生です。
私の悩みは、人見知りなことです。
相手が大人の人や子どもであるならばふつうにしゃべることができるのですが、同年代相手だと緊張してしまいます。
たとえ頑張って話しかけられたとしても、まるで一問一答のような形で終わってしまい、そのあとの会話にうまくつなげられません。
話す自信がないので授業などでも発言することができず、教授に注意されました。でも、間違えたことを言ったり、すべったりしたりするのがイヤで、みんなの前で発言する勇気がありません。
他人は自分が思うほど、自分のことを見てはいないと言いますが、どうしても失敗したくない、よく思われたいという気持ちがまさってしまって、うまくいかないのです。
もっとスムーズに同年代と会話をすることができたら、どんなに楽しいだろう。
そして彼氏もできたらいいな、と願っています。
同年代とはいっても、すごく親しい女友達の中に入ると、素の自分も出せるし、ドンくさいおバカキャラと認識されて、楽しくやれています。外の世界でもそんな風に自分を出していきたいです。
岡田先生、私の道が開けるよう、ぜひ実践的なアドバイスをください!
【岡田斗司夫の回答】
あなたは「人見知り」ではありません。人見知りとは、たとえ相手が子どもや年上の大人でも、モジモジしてしゃべれない人のことです。
子どもに対しては「年上のお姉さん」として、また大人の人に対しては「経験の少ない学生」として話してるでしょ? こういう「立場の差」があるとラクなんです。
しかし困ったことに同年代の学生相手では、明確な「立場の差」がありません。
そこであなたは、親しい友人相手には「キャラ」を作りました。というか、作ってもらったキャラを受け入れた、という感じでしょうね。
「どんくさいおバカキャラ」は、あなたをよく知る周囲の友達との差異によって自動的に生まれたものです。なので、もっと広い層、すなわち「よく知らない同年代の知り合い」には使えない。
要するにあなたには、初対面の人にもわかるキャラや強烈な個性といった「売り」がないんです。人見知りじゃなくて「売り」がない。「売り」がないんだから自信が無くて当たり前。自信が無いから行動が「人見知り」に見えるほど消極的になる。
でもね、ほとんどの人には「売り」なんてありません。ごく一部の積極的な人なら、ほんの少しの差異を「ほら、これがウチの個性やねん!」とグイグイ押してきます。でも、この手も「普通」のあなたには使えません。キャラ作り初心者のあなたは「立場の差」がはっきりわかる関係からはじめましょう。
同い年の女子は、ひとまず忘れてください。できるだけ年齢差のある先輩や後輩、または「男子のみのグループ」に近づきましょう。
特にオススメは「女子慣れしていない男子のみのサークル」です。
ここではあなたは唯一の女子。わかりやすい「立場の差」でしょ? そういうサークルなら女子っぽい意見でも、逆に「女子らしくない」発言も大丈夫です。彼氏を作るのもチョー簡単でしょう。
すでに親しい友達はいるんだし、これで何人か男子の友達ができちゃえば、ついでに彼氏まで作れば、もうそれで十分のはず。これがあなたの身の丈にあった人間関係だと思いますよ。
「外の世界でも自分を出したい」というムリめな野望に、縛られないように。自分のことを「人見知り」だと卑下して決めつけないように。
無理な野望と、過剰な卑下の中間あたりに、きっとあなたらしい道があるはずです。
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あなたは「人見知り」ではありません。人見知りとは、たとえ相手が子どもや年上の大人でも、モジモジしてしゃべれない人のことです。
子どもに対しては「年上のお姉さん」として、また大人の人に対しては「経験の少ない学生」として話してるでしょ? こういう「立場の差」があるとラクなんです。
しかし困ったことに同年代の学生相手では、明確な「立場の差」がありません。
そこであなたは、親しい友人相手には「キャラ」を作りました。というか、作ってもらったキャラを受け入れた、という感じでしょうね。
「どんくさいおバカキャラ」は、あなたをよく知る周囲の友達との差異によって自動的に生まれたものです。なので、もっと広い層、すなわち「よく知らない同年代の知り合い」には使えない。
要するにあなたには、初対面の人にもわかるキャラや強烈な個性といった「売り」がないんです。人見知りじゃなくて「売り」がない。「売り」がないんだから自信が無くて当たり前。自信が無いから行動が「人見知り」に見えるほど消極的になる。
でもね、ほとんどの人には「売り」なんてありません。ごく一部の積極的な人なら、ほんの少しの差異を「ほら、これがウチの個性やねん!」とグイグイ押してきます。でも、この手も「普通」のあなたには使えません。キャラ作り初心者のあなたは「立場の差」がはっきりわかる関係からはじめましょう。
同い年の女子は、ひとまず忘れてください。できるだけ年齢差のある先輩や後輩、または「男子のみのグループ」に近づきましょう。
特にオススメは「女子慣れしていない男子のみのサークル」です。
ここではあなたは唯一の女子。わかりやすい「立場の差」でしょ? そういうサークルなら女子っぽい意見でも、逆に「女子らしくない」発言も大丈夫です。彼氏を作るのもチョー簡単でしょう。
すでに親しい友達はいるんだし、これで何人か男子の友達ができちゃえば、ついでに彼氏まで作れば、もうそれで十分のはず。これがあなたの身の丈にあった人間関係だと思いますよ。
「外の世界でも自分を出したい」というムリめな野望に、縛られないように。自分のことを「人見知り」だと卑下して決めつけないように。
無理な野望と、過剰な卑下の中間あたりに、きっとあなたらしい道があるはずです。
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