FREEexなう。

2016年10月02日

長谷川豊氏の“人工透析”炎上問題

9月25日(日) ニコ生 岡田斗司夫ゼミ のハイライトです。
岡田斗司夫の最新生放送はこちら⇒http://ch.nicovideo.jp/ex


“最近、長谷川豊氏の人工透析についての発言が問題になり、炎上騒ぎになっています。

正直、私は彼の言っていることは正しいと思うのですが、なぜ炎上騒ぎになっているのか、よく分かりません。

岡田さんの意見を聞かせてください。”
 

【岡田斗司夫の回答】


長谷川豊氏の“人工透析”問題に関して、僕は長谷川さんが言っている事は、何一つ間違っているとは思いません。
だからといって、炎上しないわけがありません。

あんな言い方をすれば、それは炎上します。

しかし、炎上しても別に悪い事はないと思いますよ。
あれで炎上したら、本人も本望だろうと思います(笑)

僕も以前、「『君の名は。』は、バカでも分かるからヒットした」と書いて、タイトルだけですごく叩かれた事があるんです。
(参考はコチラ→http://originalnews.nico/462

その昔、有吉さんは「メジャーとは、バカに見つかることだ」と言いました。
それと同じように、「長谷川さんもメジャーになったんだな」という感想です。

こういう言い方は、逃げなのかな?

人工透析の問題に関しては、長谷川さんは、自分のブログで「数値的には、こうなっています」って説明しています。

僕はそれを読んでいる限り、納得しているんですね。

たとえば「人工透析を受けている患者の8割まではこんなヤツなんだ!」という“こんなヤツ”が、7割かもしれない。

6割かもしれない。
逆に、9割かもしれない。

そこらへんの数値は、主論ではなくて系論だと思うんです。
主論・系論とは、ある論を張るときの幹になる部分か、枝になる部分かという事ですね。

「こんな調子で人工透析に補助を与えては、さらに健康保険制度の寿命を縮めるぞ!」という長谷川さんの主論自体は、何も間違ってないと思うんです。

ただ「主論と系論の見分けもつかないバカが、人口の80パーセント」という事は、マスコミ人なら知ってて当たり前のことです。

だから、これは炎上してもしょうがないなと思うんです。

私たちの中の8割はバカなんですよ(笑)

「ネタに困って、炎上商法に手を出した」って言い方も出来るけど、そういう決まりフレーズを並べても、僕たちの知的レベルは上がりません。

それは「よ!成田屋!」みたいな合いの手みたいなものです。
「よ!ネタに困って炎上商法に手を出した!」程度に留めておいてください。

それを、自分の決まりフレーズにしない方がいいと思います。


【まとめ】
何一つ間違っていませんが、かといって炎上しないわけがありません。
主論と系論の見分けがつかない人が多いので、炎上も仕方がありません。
 

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otakingex at 08:00コメント│ この記事をクリップ!

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