みんな、
「なんで庵野秀明はエヴァを作らずに、ゴジラを作ってるんだ!」って思ってると思います。
「なんで庵野秀明はエヴァを作らずに、ゴジラを作ってるんだ!」って思ってると思います。
正直、僕も そう思ってました。
でも庵野くんは、 “日本を破壊する”という儀式によって、
ようやくエヴァの再構築ができるんだと思います。
なのでゴジラが終わった後のエヴァは、期待できると思います。
庵野くんは よみがえりますよ、何度でも。
5月22日(日) ニコ生 岡田斗司夫ゼミ 限定放送より抜粋。
岡田斗司夫の最新生放送はこちら⇒http://ch.nicovideo.jp/ex
本放送で悔しい思いをされた方、お待たせしました。
限定放送に持ち越されてしまった庵野解説の まとめ です。
あくまで“まとめ”なので、全文が気になる方は、どうぞチャンネル登録を!
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実は庵野秀明がやりたい作品って、大きい作品ではないんですね。
『彼氏彼女の事情』とか、どうでもいい作品が、庵野秀明の作りたい作品なんです。
庵野秀明にとっての大きい作品は、“作るしかない作品”なんです。
今の劇場版エヴァが混乱しているのは、もうエヴァがいない世界を描いてるからなんです。
それは「エヴァが町を破壊する」事を、誰も怖がってくれない世界です。
みんながエヴァを期待していると、庵野秀明は巨大化して、世界を破壊できないんですね。
『シン・ゴジラ』は、庵野秀明にとって、エヴァの前に作るしかない作品なんです。
ゴジラを必要としてるのは、業界でもファンでもなくて、庵野秀明なんですよ。
これまでのエヴァでは、庵野秀明は映画の中に出れない。
“場”が狭くなり過ぎてるんですね。
「この世界を破壊したい!」
そんな衝動がないと、庵野にゴジラ映画は作れない。
その衝動があるからこそ、今はエヴァを作っている場合じゃない。
いわゆる“キレイ事”は、もうちょっと世界を破壊しないと作れない。
それが、正直な所だと思います。
それが、正直な所だと思います。
この世界を滅ぼす瞬間にだけ、庵野秀明=ゴジラは、この世界と関係を持てるんです。
普通の監督だったら、ハッピーエンドでゴジラが倒されるところで終わらなきゃいけない。
だけど今回は、日本がゴジラに負ける世界を描く、始めてのゴジラ映画になると思うんです。
日本全土がゴジラに滅ぼされて焼け野原になる。
人間は、なんとか生き残った。
だけど、あのゴジラは、また来るかもしれない。
そんな話になるんじゃないかな。
庵野秀明のテーゼは3つ。
“破壊”
“自分自身を破壊者として描く”
あとは“論理を超えた奇跡を描く”って所だと思います。
庵野秀明は、普通の人間には理解できない闇を抱えていると思うんです。
それは押井守とか宮崎駿のような分かりやすい闇ではない。
理解しがたい闇を抱えていると思うんです。
本当を言えば、僕らオタクが率先して分かってあげなきゃいけない。
でも僕ら自身が、何故アニメとかマンガが好きなのかを、言語化できてないじゃないですか。
自分たちの趣味に対して「だって、好きだから」で終わっている。
庵野秀明の作家性に対しても「だって、好きなんでしょ?」って所で終わってしまってる。
僕たちが、もっとちゃんとしたファンであれば、庵野監督の事を分かってあげられたのになぁ。
そんな事を、ちょっと思うんです。
みなさんは、どうでしょう?
