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2015年06月20日

【講演】6/22東京 「カリスマにはどうやったらなれるのか?」

DSC04749個人の「評価」と「影響」が価値になる「評価経済社会」で、“カリスマ”との付き合い方・使い方までを岡田斗司夫が解説します。

◆日時:2015年6月22日(月)19:00~21:00
◆会場:NHK文化センター青山教室
◆チケット料金:一般3000円/学割2000円(限定20席)
お申し込みはこちらから!


■カリスマとは何か? どうやって利用する? 自分がなるには?
 ベストセラーズという出版社の若い編集者に、「岡田さんはカリスマビジネスをやっていますね」と言われたんだ。
 じゃあ、カリスマって何なのかと尋ねると、「会うだけで自分の人生を変えてくれる人」というんだよ。これは一種のシンデレラ願望かもしれないね。凡人が凄腕の編集者やプロデューサーに出会うことで、新しい人間として目覚める。そんな願望を持っている人も多いんじゃないかな。
 ユリウス・カエサルとか、スティーブ・ジョブズ、ひょっとしたらヒトラーも。そういうカリスマが今の時代、求められているのはよくわかる。
 じゃあ、そういうカリスマってどういう人達なんだろう? どうやったらなれるんだろう?

■カリスマとは、「シナリオライター」である
 僕は、カリスマとは「シナリオライター」だと思ってる。
 カリスマ自身にとって、何らかの大きな世界の変化が起こっているのは自明の理。その人自身にしか見えない世界観があって、それをただみんなに伝えているだけなんだ。
 ホリエモンにとっては宇宙時代の到来なのかもしれない。スティーブ・ジョブズの場合は、シンプルでフーリッシュな世界かな。僕にとっては、評価経済社会なんだろう。
 そして、カリスマと言われる人は、そうした世界全体のシナリオに加えて、話している相手のシナリオも見えるんだと思うよ。頭のいい知識人は、他人の人生に対して口を出せない。だけど、カリスマは頭が悪くて善良だから(笑)、他人の人生につい口を挟んじゃうんだ。
 世界のシナリオにあわせて、個人のシナリオを即興で作り上げてしまい、配役まで決めて押しつけてしまう。
 「世界はこうなる」「俺はこうする」「お前の役割はこれ」
 まるで、俺のために働けと言っているように見えるんだけど、カリスマからしてみれば当たり前の避難計画を告げているだけなんだよね。
 「これから津波が来る」「俺は山の高いところに逃げる」「お前は家族がいるから、車であっちの方に行け」
 カリスマ本人はただそう思って、そのことを口にしているだけなんだ。

■「カリスマをどう使う?」「カリスマにはどうやったらなれる?」
 今回の講演では、カリスマの利用価値、防衛方法、なり方について語ろうかと思ってる。
 まず、自分にとってのカリスマに会うにはどうすればいいんだろう? 会ったら何を受け取ればいいんだろう?
 次が防衛方法。カリスマに近づきすぎた人は例外なく不幸になるからね。カリスマ本人も損得勘定では動いていないから、近くにいる人も幸せにはなれないんだよ。
 最後は、カリスマのなり方。これは、どう世界を見るかということだね。




otakingex at 14:00コメント│ この記事をクリップ!
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