
『悩みのるつぼ』、今回は「罪悪感が希薄なことに悩む19歳女性」からの相談です。
岡田斗司夫が考えた回答は、6月14日(日)の朝7時に掲載します。それまで、考えてみませんか?
コメント欄に自分なりの「回答」を書いてみましょう。
いますぐ回答を知りたい方は6月13日(土)発売の朝日新聞朝刊「悩みのるつぼ」欄をご覧ください。
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19歳女性です。バイト先で、私は大きなミスをしました。でも店長に報告するタイミングを逃し、何もしないまま一日が過ぎました。
次の日バイト先に行くと、その失敗をしたのでは、私と同い年のバイトの子という話になっていました。彼は、一番怪しかったために周りから疑われ。彼自身も店長に問いただされたときに、はっきり否定しなかったそうです。結局そのミスをしたのは彼だと周囲は思い込み、しばらくして問題も解決されたので、事態は収まりました。
彼の名が上がった時、私はほっと胸をなでおろしました。これで自分が失敗したことは隠し通すことができると。そしてミスをしたことや店長に黙っていたことに対する罪悪感も薄らぎ、その失敗について忘れることができました。
私が今まで失敗をきちんと報告していたのは、言うタイミングが用意されていたにすぎないということに気づきました。つまり私は罪に問われなければ告白せず、それ自体を罪だと思わず忘れ去り、のうのうと暮らしていける人間だったのです。
彼がしばらくしてバイトを急にやめたとき、ようやく自分は何か悪いことをしたのではないかと思いました。何かが起こらないと罪悪感に襲われない自分をどうにかしなくては、後々取り返しのつかない恐ろしいことになるのではないか、と不安に思うのですが。
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