岡田斗司夫が毎朝、みんなからの質問・相談にお答えしています。
今回は『「お金」って何だろう?』http://goo.gl/1jdKp7 からです。
僕が質問し、山形浩生先生に答えてもらった対談を、Q&A形式でお届けします。
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明日は・・・
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「リーマンショックが起こる世界と起こらない世界、どっちがいい?」---------------------------
です。
【質問】
岡田 ふーん、金というお金の量を制約するものがなくなったから、景気が回復したのかもしれないと。これは面白いなあ。だったら、景気を回復するための究極の方法は、中央銀行をなくすことだということにはなりませんか?
例えば、日銀は準備預金制度によって市銀がお金を貸すのを制約しているけど、この制度がなくなれば市銀は自由にお金を貸せるようになるから、インフレが起こって景気がよくなるんじゃないんですか?金本位制をやめても世界は大丈夫だったのだから、日銀くらいなくなっても大丈夫ということはないんですか?
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景気をよくするには、インフレを抑える中央銀行をなくしちゃえばいいんじゃないですか?
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【回答】
山形 そうなると、回収の見込みのない、わけのわからないプロジェクトに銀行がどんどんお金を貸すようになって、リーマンショックや日本のバブル崩壊のようなことが起こってしまいます。
岡田 そうでしょうね。でも、そういう世界的な経済危機が20年か30年に1回起こる代わりに、基本的には景気のいい社会になるということはないんでしょうか?
山形 基本的には健康だけど、重い病気を患い短命な人と、ずっと風邪を引いていて調子は悪いけど長生きする人と、どっちが幸せかみたいな感じですね(笑)。その考え方には一理ありますが…
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