FREEexなう。

2014年09月05日

【ヱヴァンゲリヲン】夏期集中講座五限目「シン・エヴァンゲリオンを予測する」

この記事のポイント
  1. ゲンドウとシンジは同じ
  2. ゲンドウはエヴァに乗ってユイと殴り合う
  3. ミサトとマリ
  4. エヴァのラストはこうだ
  5. 実はわかりやすいエヴァ

動画タイトル
この講演の全長版はクラウドシティ「エヴァQの読み方」~衆院選からエヴァ次回作まで~

┃ゲンドウとシンジは同じ

エヴァ破でシンジは綾波レイの為に世界を破滅させたんです。 世界が破滅してもいいから俺はこの女を救うと思って、でも救えなかった話です。

今回のエヴァQはゲンドウはユイの為に世界を何度も破滅させたっていう話なんです。スター・ウォーズなんです。
親子で同じ事をしている。アナキン・スカイウォーカーとルーク・スカイウォーカーは全く同じシチュエーションにあって、フォースの暗黒面と手を組むのかどうかの選択が父親と息子はソコだけが違うわけですよ。この選択の違いってのはエヴァ新劇場版4作目以降で展開すると思います。
1人の女の為に世界を破滅させてもいいと思うんだけれども、そこから先の展開の違いというのが、エヴァのストーリーのヴァリエーションを作っていくのだと思います。

シンジとアスカ、うまく重なるように出来ているんですね
「パパはママ、ユイに夢中。もっと構ってよ!」とシンジ少年と、「シンジ君は綾波に夢中。もっと私に構ってよ!」とアスカ、という上手い対象構造、繰り返し構造が出来ているんですよね。

Still001 

┃ゲンドウはエヴァに乗ってユイと殴り合う

次回新作ですが、ここまで来たらゲンドウはエヴァに乗ろうよと思います。
嫁さんが出てきたら、恐らく普通サイズの人間ではないはずなんですね。良くて巨大サイズ。悪いと古事記のイザナミ。死んだ妻イザナギに死んだ国に迎えに行ったら、死んだ妻はあさましい姿になっていた。その姿を見られたイザナギがイザナミを黄泉の国の入り口まで追いかけてきた話。あれがあるんじゃないかな。その時はゲンドウ君はエヴァみたいなヤツに乗って戦って欲しいなと思います。

もう使徒とかアヴァみたいなヤツは戦闘員、雑魚です。
使徒とかエヴァを連ねたすごいヤツが出てくるのではないかなと僕は思ってるんです。
で、次回作でパンフレットにファイナル・インパクトと書いてあったんですよ。えぇ!?って思って。

「ファースト・インパクト」「セカンド・インパクト」「サード・インパクト」で、今回「フォース・インパクト」って出てきて、次「ファイナル・インパクト」って言ってるけど、多分あれは左フックの名前です。
俺のファイナル・インパクトの炸裂を見よ!とか言って、ゲンドウが自分の嫁さんにガーンとパンチをくらわせたら終わるのかなとかですね、そこを嫁さんがぬけて下からのアッパーカット、力石殺法になるという戦いがあるんじゃないかな。もう「リングにかけろ」ですよ。

こうなったら言葉だけが暴走してるんだから、「ファースト・インパクト「セカンド・インパクト」は、右ストレートか左フックかアッパーの名前だと思っといて大丈夫ですから。

というわけでですね、俺が考える最後の敵は、巨大化したユイママとエヴァンゲリヲンに乗っている碇ゲンドウと冬月もシンジもそれぞれエヴァみたいなヤツに乗ってですね

「この、誰とでも寝やがって!この売女!!」
  右インパクトー!
「あんたも同じでしょ!?」
  左のファイナルインパクト!

Still005

という感じでですね、巨大兵器のパパとママの痴話喧嘩に息子シンジがブチ切れるというのが次回のエヴァではないかと。

┃ミサトとマリ

ミサトさんがそろそろ死ぬかなと
庵野秀明の作劇法というのはナディアとかTV版を見て分かる通り、徐々にキャラを減らしていくんですね。だから減らしていくので、そろそろ役割が終わって死ぬのがミサトさんかなという気がします。

あと、メガネのマリって女の子。あれがたぶん、「実は~」っていう話を延々としますね。
これはもう、2時間サスペリのラストシーンみたいな形で、実は話をいっぱいしてくれそうですね。

シンジが赤ちゃんの時に写り込んだりしてますよね。
あと、ゲンドウの事「ゲンドウ君」って言ってるから、あれは多分ゲンドウの元カノで、ちゃんとユイとゲンドウの取り合いをしたと思います。その結果冬月に流れていいたのではないか。もうドロドロの泥沼ですから。

Still002

┃大胆予測!エヴァのラストはこうだ

最後の方はどうするのかな。
落とし所が、もうデビルマン位しか無いと思うんです。
永井豪のデビルマン、ラストで飛鳥了という自分の親友がデーモン一族を率いて襲ってくるんですね。
堕天使サタンとして飛鳥了が襲ってくる。それに対するのがデビルマン軍団を率いる不動明ってヤツなんです。

どっちが堕天使で、どっちがデビルマンかはちょっとわからないです。
ゲンドウの方がデビルマンかもわかんないし、お父さんがデーモンを発見して恐怖の遺産を受け継いだのが飛鳥了なんですよ。それから考えると碇シンジの方が飛鳥了かもしれない。

たぶん絵としては、最後人類の終わりの波打ち際で、漫画版デビルマンを思い出してくださいね。
上半身だけにちぎれちゃった不動明が寝転んでいて、飛鳥了がスマンかったというしみじみ話をして、そしたら大宇宙から神がついにやってくる!みたいな話なんですけど、その辺りでエヴァ4が終わり、5に続くですね。
多分エヴァ12までいきますから。

こんなの終わらせる必要がないし、やればやるほど、やりたいシーンが出てきますから、シーン優先であとはドロドロ。5まで行くんじゃないかと僕は思ってます。

Still001

┃■実はわかりやすいエヴァ

というわけで、岡田斗司夫が考えるエヴァンゲリヲンの読み方は、「エヴァンゲリオンはドロドロの昼メロだ」と思うと分かりやくて楽しい!設定とかの謎ではなくて人間関係で考えてみたらドラマってのは掴みやすくなるという話でした。

ライター:影武者のタイチ・忠内寿弘(FREEex)

  1. 夏期集中講座一限目「エヴァってなんだ!」
  2. 夏期集中講座二限目「碇ゲンドウの誤算」
  3. 夏期集中講座三限目「もっと面白くなるアニメの読み方」
  4. 夏期集中講座四限目「エヴァQの読み方」
  5. 夏期集中講座五限目「シン・エヴァンゲリオンを予測する」


2012年12月3日放送ニコ生ゼミより
この講演の全長版はクラウドシティ「エヴァQの読み方」~衆院選からエヴァ次回作まで~

ライター:影武者のタイチ・忠内寿弘(FREEex)

<イベントのお知らせ>

島本和彦vs岡田斗司夫 対談第3弾

10月18日 今度は大阪だ!

詳しくはこちら⇒http://blog.freeex.jp/archives/51432852.html




otakingex at 18:00コメント│ この記事をクリップ!
特集 | レポート

コメント一覧(新規コメント投稿は、上のFacebookソーシャルプラグインをお使いください)