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2014年08月20日

【エヴァンゲリオン】夏期集中講座一限目「エヴァってなんだ!」


この記事のポイント

1.全日本岡田斗司夫にエヴァを教える選手権~使徒部門
2.全日本岡田斗司夫にエヴァを教える選手権~自由部門
3.わかりやすいストーリーの本質はコメディになる
*2012年5月岡田斗司夫ゼミより http://www.nicovideo.jp/watch/1358619235
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ぼくはエヴァをテレビシリーズから劇場版まで全部見たけど、どういう話なのかよくわからないからぼくにエヴァについて教えるというイベントをやりたいの。

なんでかというと前に大学の授業に忍び込んできた高校生が「エヴァだったら詳しいです」というもんだから、「ホントかよ」と思いながらいくつか質問してみたら「それはですね」と説明してくれるんだよ。そのときに高校生くらいのほうがエヴァに詳しいのかなと思って「使徒ってなんなのか教えてくれませんか?」と質問してみたのね。そしたら「宇宙人だ!」言い切るんだよ。「じゃあどこの星に住んでいるの?」てさらに質問をしたら答えに困っちゃうんだよね。
 
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全日本岡田斗司夫にエヴァを教える選手権~使徒部門
使徒って宇宙人でいいんですか? ここではウルトラマンとかそういう喩え話を聞きたいんじゃないんだ。みんな使徒ってなんなのか教えてよ。

「天使」「心象偶像」
そういう抽象的なことは聞きたくないな。

「宇宙人だよ」「怪獣です」「生命の起源」
生命の起源って言葉じゃないか。

「生まれる前の生命」
生まれる前の生命は生命じゃない。もっと、はっきりしたものが知りたいな。

「人間の別の可能性」「怪獣」「妖怪」 
怪獣ということは巨大生物ということだよね。だとすると生物か。

「動物です」「キリストの子分」
キリストの子分ということは人間だよな。

「白い月のアダムからでた」「わからない」「神さま」
ここまで色々答えてもらったけど、結局だれもわからないんだ。「庵野に聞け」と言われるだろうけど、ぼくはみんなに聞きたいからその回答は無しね。

ぼくも人並みの脳みそは持ってるつもりなんだけど、エヴァに関してはよく判らないだ。そして僕が判らないということはどこかおかしな部分があるんだよ。さっき話したエヴァに関してなんでも語れるという高校生も「宇宙人と言ってもそういう意味ではなくって」と言いだすもんだから「ちょっと待て、それはもう話が違ってくるよ。使徒が宇宙人ならば、人間で例えれば類人猿から進化して人間になったのと同じように、使徒は数億年かけて使徒の状態まで進化してきたはずで、その段階はどんな感じなの? 使徒にはお父さんとお母さんがいて生まれてくるような生物なの? それとも卵から生まれてくるの?」と深く突っ込んでいったら絶句してしまったんだよね。
 
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全日本岡田斗司夫にエヴァを教える選手権~自由部門
「ネルフとは?」「碇ゲンドウとは?」というのもはっきりさせたいんだよ。ぼくからしたら碇ゲンドウは頭が悪いんだよ。自分が大学の時からずっと大事にしてきたプロジェクトで予算を数千億円かけた人型決戦兵器。過去には前の彼女がどうのとか、嫁さんがどうのとか色々あったかもしれない。設定だからパイロットが自分の一人息子だというのもいい。ならばネルフに来たシンジくんに優しくしてやんなきゃ駄目じゃん。シンジくんが嫌だって言ったら自分が大事にしてきた兵器というか機械が動かなくなっちゃうんだよ。「自分が冷たい言葉かけたりして、もし電車とかに飛び込んで死んじゃったらどうする?」とか考えなかったのかな。碇司令の責任問題以前に「俺のプロジェクトにかけた今までの時間はなんだったんだ」って話になるじゃん。ここがよく判んないんだよね。

「綾波がいるから」「不器用」
不器用は判るよ。でもそんなことが許されるのは30歳までなんだって、それまでいろんな人を手練手管使ったり騙したり、欺いたり、乗っけたり、仲間を募ったりして、巨大組織の長にまで行った人だよ。少なくともソフトバンクの孫さんくらいの一角の人物であるわけじゃん。

「50代で不器用はざらにいる」
50代で不器用な人はザラにいるよ。でも50代で不器用な大企業の社長はいないよ。その意味で碇ゲンドウが持っている権力とか人間配置から考えると、大企業か官庁の長くらいの人間性を持っているはずなんだ。熱中して見てる人の中には、こうだからっていう自分なりの論があるはずなんだ。
ぼくは「エヴァて何?」というのがよく判らなくて「人型決戦兵器」というのも、ただの言葉なんだよね。そもそもエヴァの中身はなんなの? 怪獣で、上にガワが付いている状態の鎧なの?

「拘束具です」
拘束具というのも言葉なんだよ。そこらへんもよく判らないからぼくに説明して欲しいの。
 
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わかりやすいストーリーの本質はコメディになる
以前、エヴァの中にはお母さんが入っていると聞いたんだけど、今度の新作の劇場版(ヱヴァンゲリヲン・新劇場版:Q)ではエヴァがバーンと割れて、中からお母さんが出てきて「えーかげんにせぇ!」と言うと思うんだよ。なんでかって、自分の腹痛めて産んだ子供を徹底的に虐待するお父さんがいたら「そういうところが嫌で別れたのにまだ判らんのか!」とパシーンと殴ると思うんだよ。碇ゲンドウは京都大学出身だから、たぶん関西弁なんだけど、ぼくと同じで人と話している時は無理やり標準語にしているから殴られたあと「殴らんでもえーやろう?」と涙目で絶対言うと思うんだよ。続けて弐号機がバーンと割れて中からアスカのお母さんが出てきて「まだあんたお母ちゃんお母ちゃん言うてんのか!」って、バチコーンってアスカを殴って「ママまた殴った」と、そこからいい感じのドラマがはじまるんじゃないかなって思ってるんだ。 

「どこの吉本だよ」
コメディじゃないよ。中にお母さんが入っているならば出てくるだろうと思うだけだよ。

「ただの昼ドラ」「お母さんの魂」
魂を怪獣の中に入れてるのなら魂と言うのは何だろう。またわからなくなってきたぞ。

こんな感じでストーリーの構成をわかりやすくするとコメディになるんだけど、絵的に普通の映画として作ればエヴァになるんだよ。さっきのを「中から本当にお母さんが出てきて、ゲンドウではなくシンジを選ぶというラスト」という言い方にすれば、エヴァっぽいよね。表面のディティールを組めば普通のエヴァになるんだけども、コンセプトだけを抽出すれば、コメディっぽくなってしまうというだけの差で、みんなエヴァというものを考えるとき、使われている用語を無理やり使おうとするから複雑化してしまうんだよ。これらの難しい用語をフラットでわかり易い言葉で説明するというのが良い論理訓練になるはずなんだ。

もし全国高校大学対抗「エヴァを岡田斗司夫に説明する大会」を開いてくれるなら、ノーギャラで参加するから3日間連続の合宿企画でもいいからどこかやって欲しいよね。
 
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otakingex at 18:30コメント│ この記事をクリップ!
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