脳内に地球をまるまる作っちゃうことがノートの目的です。
この中にあるものすべてに解釈を加えて、
自分のオリジナルなものが出せれば、
それは地球がもうひとつあるに等しいんです。
自分がどれだけ面白くなるかというと、
こちらの(現実の)世界の深みをいかに作るのか。
*****************************************************************************岡田斗司夫のノート術を大公開!レコーディングダイエット、
ガイナックス設立の裏話をはじめ、
岡田斗司夫の脳内の半生をつづられたノートを紐解きながら語ります。
人生をポジティブに楽しく生きるためのノート術で、
あなたの人生をエンジョイしませんか?
2009年12月18日に開催されたトークライブ
『岡田斗司夫のひとり夜話in大阪』のトークを電子書籍化記念として特集です。 では、『人生が面白くなるノート術
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ある時から右ページに普段メモを取って、
書ききれない事を左ページに書くようになったんですね。
そうすると実は右半分と左半分で意味が違ってくるのが分かった。
多分人間の頭というのはそういう風に出来てるんですね。
何かの右半分と左半分って意味が違うんです。
これを積極的に使おうと思って、
次からは敢えて右ページに日付を書いて、まず右ページに書いて、
で、それでも足りなかった溢れる事は左ページに書く。
だから右ページに書いたら続きを、
左ページに書くっていう変な事やってたんですけど、
しだいに右ページに論理的な事を書いて、
左ページに連想的な事を書く。
いわゆる右脳左脳みたいな使い分けしたんですね。
そうすると右脳左脳みたいなものが、
紙の上で一目瞭然に分かるっていう、メリットがあるんですね。
それでそういう書き方をするようになった。
なんでこういう事をするのかっていうとですね。
僕なりにですね昔から自分のノートを付けてて、
自分に起こった変化がですね、やっぱりいくつかありました。
で、書いてみたらですね10個ありました。
もう、この辺プレゼンですね。
ノートによる変化です。
1.やりたい事がやれる。
2.悩まない。
3.ストレスが無い。
4.人前で話せる。
5.ケンカしない。
6.いつも楽しく、退屈しない。
7.文章が書ける。
8.アイディアに不自由しない。
9.面白いと言われる。
10.アプローチが自由自在。
(略)
ノートに伝染させるんですね。
いわゆる風邪を人にうつして治すみたいなもんで、
悩みをノートにうつしちゃって自分は、治療しちゃうって考え方ですね。
悩むのはノートが考えりゃいいんだ。
ノートに書いた瞬間に俺の責任は無いんだぐらいに決めて、
ノートに書くと悩まなくなりました。
あと、ストレスも無いです。
基本的に日常的に、なんかストレスがあってしんどいなと思ったら、
その瞬間ノートに書いて後はノートが解決してくれると信じて、
僕ノート閉じちゃうんですよ。
(略)
脳内に地球をまるまる作っちゃうことがノートの目的です。
この中にあるものすべてに解釈を加えて、
自分のオリジナルなものが出せれば、
それは地球がもうひとつあるに等しいんです。
だれか、例えば、岡田っていう人間がいると、
岡田という本人がいるんだけど「俺に見える岡田はこうだ」というと、
岡田が倍になるわけですね。
現実の世界の岡田と、自分のこころの中の岡田と。
こうやって、外側の世界に対抗線を張って、
深度をつくるのがノートなんです。
こうやって深みをつくると、ようやっと人間というは、
この2つに対抗できるんです。
でないと、他の人間もネットに接続して友達がいっぱいいるのに、
そいつらに対して面白いことなんて書けないんですよ。
自分がどれだけ面白くなるかというと、
こちらの世界の深みをいかに作るのか。
僕はそれに一番いいのはノートだという風に思っています。
(そして、人生が面白くなるノートを書いた結果、どんな楽しいことが
起こるかは、この後のつづきをお楽しみ下さい。)
ライター:天神橋のケンイチ、イラスト:筑濱カズコ
全文はこちらに掲載されています。
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