小難しいドラマとか設定やりながら、プロットがシンプルですごい力強い。
基本的にはこの、
ジオンが攻めてきた!
父が作ったロボット・ガンダムで戦え!
ついにジオンを倒したぞ!
バンザイ!
の枠の中で収まってるところがすごい。
「『ガンダムを語る』岡田斗司夫のひとり夜話 Vol.1 エピソード集」クダトリノ版001-2-3 より
「『ガンダムを語る』岡田斗司夫のひとり夜話 Vol.1 エピソード集」クダトリノ版001-2-3 より
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あなたは本当の『機動戦士ガンダム』をご存知ですか?
その多くの謎と答えを、ココに解説。
2009年10月16日に行われたイベント
『岡田斗司夫のひとり夜話in大阪』「ガンダムを語る」
で語られたのワンマントークライブの一節。
今までは同人誌でのみの出版でした。
しかし、今回は電子書籍としてまとめて出版!
オタキング・岡田斗司夫が苦悩の果てにたどり着いた、
全く新しい『ガンダム』の楽しみ方とは!?
「『ガンダムを語る』岡田斗司夫のひとり夜話 Vol.1 エピソード集」クダトリノ版001-2-3 より、ハイライトをどうぞ!
「『ガンダムを語る』岡田斗司夫のひとり夜話 Vol.1 エピソード集」クダトリノ版001-2-3 より、ハイライトをどうぞ!
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『ガンダム』の話のきっかけはですね、こっからですね。
勝間和代『目立つ力』ですね。
ほんとに大活躍だな。
これの帯がですね、すごくて、帯だけ見せるね。
『「人生のモビルスーツ」を手に入れてください!』ですね。
ちょっと読みにくいと思いますけど、
『インターネットにつながっていると、
私は、まるで機動戦士ガンダムで、
アムロがモビルスーツを操っているような気分になります。
インターネットを自己表現に使わない人生など、
私にはもう考えられません。
ぜひ、みなさんもこの感覚を一刻も早く共有し、
「人生のモビルスーツ」を手に入れてください』
って書いてあったんですね。
で、すげえなあと思ってですね。
あのー、勝間さん、いよいよ俺たちをターゲットにしてきたなあと。
<中略>
「ファースト」なんて言っちゃうと他に『ガンダム』あるみたいだけど、
あれは『ガンダム』の類似品であって、
サンライズが作ろうが富野さんが作ろうが、類似品は類似品だよという、
なんか『ガンダム』純血主義者?
『ガンダム』シオニストみたいな人間まで、
いろんな層がいる中を、ある程度「『ガンダム』ってこんな話だよね」
って風に統一しなきゃならない。
なので、ちょっとしばらくですね、統一に話を使いたいと思います。
あの、『ガンダム』とはどういう話だったのか?
というのをおさらいしたいと思います。
まあ『機動戦士ガンダム』の、お話の概略ですね。
ちょっとプロジェクターお願いします。
ガンダムって、こうなんですよ。
ジオンが攻めてきた!
父が作ったロボット・ガンダムで戦え!
ついにジオンを倒したぞ! バンザイ!
これです。はい。
何がこれが凄いのかって言うとですね、
それまでのロボットアニメとまったく同じなんですね。
<中断>
富野さんが本当にやりたい事やったら、
『ガンダム』というタイトル付けるはずがない。
で、富野さんがやりたくない事やらされてるからこそ富野さんは、
『ガンダム』というタイトル付けるんだろう。
もしくは、やりたくない事をやるのも大人なんです!
って大人ぶってる富野さんですね。
お前は違うよ! お前は「少年から青年」パートの男であって、
大人というのはランバ・ラルと同様でお前が描けなくて構わないんだよ!
って僕思っちゃうんです。
だから『Z』『ZZ』以降の『ガンダム』というのは、
あんまり僕には心が震えなかった奴ですね。
と、思ってた所へこれを見せられてはですね。
「皆さんも是非、人生のモビルスーツを手に入れてください」
手に入れちゃだめなんだよ!
ライター:ズんどこ武士
イラスト:こじヤヨ
ライター:ズんどこ武士
イラスト:こじヤヨ