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2013年12月23日

岡田斗司夫の近未来日記 285回「モテる戦略」2

「よりモテるために、いまの手持ちのモテがいかに少なかろうと、増やすために投資する」

  これが岡田斗司夫の考える「恋愛戦略」の基本です。

  これをメルマガで発表したときには、いろんな人がブログやツイッターで反論や質問してきました。


 2014/1/28日増刊号掲載


2013y12m16d_131253609 「これはモテの資本主義だ!」→その通りです。だから有効なんです。これまでのマニュアル本やモテ本は、しょせん「小銭を稼ぐ方法」とか「精神論」しか教えてくれません。

  資本主義という経済原理の本質を理解しないと、お金持ちになるための努力は空回りするに決まっている。

  同様に「モテ」とは残酷で単純な経済原理です。モテる男女には、よりモテが集中し、モテない人はより多くの努力を強いられて、でも結局はそれも「モテる」人たちの踏み台になってしまう。

  現実の恋愛市場が「資本主義的」なんです。まず真実を見つけて、対処や批判はそれからにしましょう。

 「モテない者はどうすればいい?」→ひと言で答えちゃうと、資本主義社会で貧乏人が這い上がるのと同じ、ということになります。

  資本家の子どもに産まれなかったんだから、貧乏な位置から金を貯めて稼いで、大きな勝負に出るしかないでしょう。

  生まれつきモテる人や、環境でモテてる人、いますよね? イケメンとか御曹司とか。

  そういう人を批判してはいけない。経済において「生まれつき金持ち」「親が会社経営」という人に不公平感を持ってもしかたない。

  金持ちになりたいなら、現状の貨幣や資本主義を否定しないこと。

  同様に、モテたいなら、現状のイケメン・美少女主義などを否定してはダメです。

  資本主義やイケメン主義は否定や批判ではなく「利用」するものです。大多数の人が疑いなく現状を追認している状態だから、あなたにも市場チャンスがあるわけですね。

  こういう考え方を「公平」と呼びます。スタート時点には差があっても,誰でもトップを目指せる。それが「公平」です。恋愛市場は断じて「平等」ではありませんが、ちゃんと「公平」です。

 「モテ度がマイナスなオレみたいな奴は、死ねというのか!」→言ってません(笑) モテ度マイナスなんて、なかなかありえないですよ。

  男性のモテ度を0~100ポイントに標準分布させた場合、平均的な男性モテ度は50になります。

  たぶん、自分を非モテと嘆いている男性はモテ度20~30程度じゃないでしょうか?

  偏差値20~30の学生が、偏差値70の東京大学を受験してもムダです。アイドルや学校イチの美少女を狙っても無理がある。

  ではどうすればいいのか? 話は次回に続きます。

<<前回、「モテる戦略」はこちら

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