「モテる」ってなんでしょう?
先日、FREEexの定例会後の打ち上げ飲み会で、僕のテーブルで大論争になりました。
「好きな人に、好かれること」
「いわゆる千人斬り。セックスしまくり」
「いつでも付き合う女に不自由してない状態」
「2~3人の女が僕を奪い合い」
「好きじゃないタイプにモテても仕方ない」
こんな感じの意見が代表的なパターンかな?
2013/12/24・31日合併号掲載
「モテ」の定義は男女によっても、年齢層によっても違います。
でも、僕はちょっと違う考えをしています。「恋愛戦略」がない人にとっての「モテ」は、単なる現象論です。
「モテてる奴がうらやましい」 「私にもモテてる時代があった」 「モテる奴は、こういうことを努力している」
でも、僕の考える「モテ」は現象ではなく「戦略の結果」「数値化できる成果」です。
意識的にしてるとか、生まれつきのルックスとか関係なく「モテる戦略行動」の結果が「モテという数値」に現れる。
・・・と、こう考えてるんですよね。
これって「お金」と似ています。
稼ぐ発想のない人にとってのお金は「現象論」です。
・もっとお金が欲しい。
・足りない。
・もっとあったら、これが買える。あれができる。
・転職したらお金が増えるだろうか?
こういう考えは、「カネをどう使い、どう増やすのか」という発想に欠けています。お金を目的達成の道具ではなく、目的そのものと考えてしまっている。
しかし、経済戦略のある人にとってお金は「道具」です。 「いま〇円ある。これを使えば▲円という利益が期待できる。では投資を始めよう」
同様に、「モテ戦略」のある人にとっては、モテは「道具」です。
「いま、これぐらいモテる。このモテを使えば、自分のモテ指数をさらに増やすことができる。では投資を始めよう」
つまり戦略のない人にとっての「モテる」というのは、「お金があったらなにに使おうか?」という発想と同じく「消え物」なんです。
好きなタイプの異性と付き合うために「モテ」が欲しいだけであって、付き合えればモテは必要なくなるし消えてしまう。
でも、モテ戦略を意識してる人にとって、いま異性と付き合う理由は「さらにモテるための通過点」に過ぎません。
「よりモテるために、いまの手持ちのモテがいかに少なかろうと、増やすために投資する」
これが「恋愛戦略」の基本です。
もう少し考えてみましょう。
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