毎日、食べたものをメモに書くだけ。たったそれだけの行動変化がようやっと身についてきました。
なにより大事なのは「迅速性」というのもわかってきました。
食べたら、できれば30秒以内にメモする。
遅くても60秒以内。
1分を過ぎると「ま、あとでいっしょに書けばいいか」と思ってしまいます。するとけっきょく、書かない場合が多い。だから30秒以内に書く。
2013/12/17日号掲載
これが習慣化するのに、2週間は必要です。
もちろん、「食べたら書く」だけなので、基本的に食べている内容は変わりません。
サンドイッチとかおかきとかフライドチキンとかアイスとか、相変わらず好きなモノを好きな時間に食べてました。
しかし、徐々に変化がありました。
食べたものを「残す」ようになったんです。
たとえば、ヤマザキの「薄皮ミニあんぱん」。
一パック五個入りのアンパンです。
これをコーヒーといっしょに食べると、原稿で疲れた脳に栄養が染み渡るんです。
でも、メモを取るようになると、変化がありました。
アンパンをひとくちかじる。メモに「ミニアンパン 130kcal」と書く。
これでメモしたので大丈夫。
次のひとくちをかじる。やっぱり美味しい。もうひとくち。
さんくちで、ミニアンパンの約半分は僕のお腹に消えました。
さっき書いたメモを見ます。
「ミニアンパン 130kcal」
そう、一個まるごと食べたら130kcalです。でも、まだ全部は食べていない。
僕は、のこりのアンパンをティッシュで包んでゴミ箱に捨てました。
さっきの数字を上から書き直します。
「ミニアンパン 65kcal」
もちろん、残った半分をゴミ箱に捨てる必要はありません。ラップに包んだから、あとで食べることもできます。
でも、僕のその瞬間の気持ちは「もう満足したから、いらない」です。
「あとで食べたい」じゃありません。
食べたら30秒以内に書く。だから「満足したら、10秒以内に残りは捨てる」この迅速性が大事だったのです。
・本当に欲しければ、いつでもなんでも食べる。
・満足した瞬間に、残りは全部破棄する。
このマイルールができました。
すると、体重は徐々に減りはじめました。今年の8月終わりの話です。