前回の続きです。
3年間、大震災があっても原発が爆発しても、東京にオリンピックが決まっても、勝間和代さんは毎日、無料でメルマガを配信していました。
感動した岡田斗司夫は、さっそくマネっこして、自分も無料で毎日、メルマガを出すのでした・・・
【申し込みはココ】→ http://www.mag2.com/m/0001148694.html
2013/11/12日号掲載
面倒な人は「まぐまぐ! 岡田斗司夫」で検索したら一発です。
・・・もうイヤ!
殺して!
書くことないよう・・・
たった一週間で追い込まれ、逃げたくなり、毎日グチを言いながらも、お酒が飲めないので
コカコーラゼロ飲んで泣きながら無料メルマガ書いています。ぐちぐち。
で、今回はその勝間さんのメルマガから学んだ話。
数ヶ月前、勝間和代さんがメルマガで嘆いていました。
「いままで、いっぱい本を出しました。でも出版社は『売れる本』しか出させてくれません。
もちろん私も彼らのビジネスを応援したいと思ってます。
でも『こういう本こそ売るべき』という企画には、どの会社も尻込みするんです」 と。
これには僕も納得です。
この20年で、日本の出版界は本当に貧乏になりました。
昭和の昔は「売れなくても、良い本なら出す」という出版社も多かったそうです。
しかし時代は平成になり「売れそうな本」しか出せなくなりました。
そして21世紀になった今、「絶対に売れる本」しか、出版社は出せなくなってしまったのです。
勝間さんの嘆きは続きます。
「だから私はキンドル本を出しています。
アマゾンの電子書籍キンドルの専用本なら、値段も百円とか三百円とか手頃だし、なにより自分で発行できます。
紙の本は印刷や製本、在庫や配布などリスクがいっぱい。
でも電子本なら、手間だけのリスクでどんな本も出せるんです」
ふむふむ。僕もキンドル本を出してるので、勝間さんの言うこと、すごくわかります。希望が見えてくるような・・・
ところが、ここから勝間さんのお話は暗雲が垂れてくるんです。
「たしかに出したい本はキンドルで出せるようになりました。でも、それが売れない。売れないとわかってたんだけど、
キンドルでも面白いぐらい『売れる本』『売れない本』の間には差ができてしまったんです」
ここで勝間さんは断言します。
「売れる本って、けっきょくは【コンプレックス産業】なんです」