FREEexなう。

2013年11月04日

岡田斗司夫の近未来日記 278回「勝間さんに教わったこと」2

 前回の続きです。

 3年間、大震災があっても原発が爆発しても、東京にオリンピックが決まっても、勝間和代さんは毎日、無料でメルマガを配信していました。

 感動した岡田斗司夫は、さっそくマネっこして、自分も無料で毎日、メルマガを出すのでした・・・

 【申し込みはココ】→ http://www.mag2.com/m/0001148694.html

 2013/11/12日号掲載


2013y10m29d_155323024 面倒な人は「まぐまぐ! 岡田斗司夫」で検索したら一発です。

 ・・・もうイヤ!

 殺して!

 書くことないよう・・・

 たった一週間で追い込まれ、逃げたくなり、毎日グチを言いながらも、お酒が飲めないので
 コカコーラゼロ飲んで泣きながら無料メルマガ書いています。ぐちぐち。

 で、今回はその勝間さんのメルマガから学んだ話。

 数ヶ月前、勝間和代さんがメルマガで嘆いていました。

 「いままで、いっぱい本を出しました。でも出版社は『売れる本』しか出させてくれません。

 もちろん私も彼らのビジネスを応援したいと思ってます。

 でも『こういう本こそ売るべき』という企画には、どの会社も尻込みするんです」 と。

 これには僕も納得です。

 この20年で、日本の出版界は本当に貧乏になりました。

 昭和の昔は「売れなくても、良い本なら出す」という出版社も多かったそうです。

 しかし時代は平成になり「売れそうな本」しか出せなくなりました。

 そして21世紀になった今、「絶対に売れる本」しか、出版社は出せなくなってしまったのです。

 勝間さんの嘆きは続きます。

 「だから私はキンドル本を出しています。
 アマゾンの電子書籍キンドルの専用本なら、値段も百円とか三百円とか手頃だし、なにより自分で発行できます。
 紙の本は印刷や製本、在庫や配布などリスクがいっぱい。
 でも電子本なら、手間だけのリスクでどんな本も出せるんです」

 ふむふむ。僕もキンドル本を出してるので、勝間さんの言うこと、すごくわかります。希望が見えてくるような・・・

 ところが、ここから勝間さんのお話は暗雲が垂れてくるんです。

 「たしかに出したい本はキンドルで出せるようになりました。でも、それが売れない。売れないとわかってたんだけど、
 キンドルでも面白いぐらい『売れる本』『売れない本』の間には差ができてしまったんです」
  
 ここで勝間さんは断言します。

 「売れる本って、けっきょくは【コンプレックス産業】なんです」

<<前回、「勝間さんに教わったこと」はこちら

>>次回、「勝間さんに教わったこと」3はこちら

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