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2013年10月26日

【レポート】「竹内義和が語るステージ論」竹内義和x岡田斗司夫対談

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 竹内義和は、昨年にアワーズルームをオープンし、有料メルマガで新たにホラー小説連載をはじめ、岡田斗司夫はホリエモンと組みアニメ業界に復活しようとする。
50代だからこそ見えてくる、大阪が生んだ異能の二人が未来を語るクリエーター論。



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 2013/8/17に竹内義和さんと岡田斗司夫の対談「これからの話しをしよう」が行われました。
すぐに満席になり、会場に入れなかった人のために「緊急ニコ生放送」まで行われたイベント。
大阪の肥後橋にあるアワーズルームにて、語り合われたのは以下のとおり。


・演歌歌手をテーマにしたプロデュース論
・コンテンツを発表する、集約する場としてのステージ論
・最新映像からみる映画論
・これからのお互いのビジョンを語り合うクリエータ論


 8/6公開の「パシフィック・リム」の脚本について、二人の立場から意見が別れ、
脚本家が多すぎて整合性をとるために設定が甘くなったと主張する竹内さん、
脚本のリライトにお金をかけなかったから、物語の深みが無くなったと主張する岡田。

 お互いにホワイトボードで書きながら説明し合うなど、かなりエキサイトしていました。

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 で、今回はフミの立場から見て面白かった「場の理論」の部分をピックアップ。

 コンテンツを発表する場所としての理論。
アニメ企画でも、深夜番組・ゴールデンタイム・劇場などいろんな発表する場所がありますが、同じ企画でも評価が変わってしまう。プロデューサー的には内容より最初に気になるのは、どこでコンテンツを発表するかということだそうです。

 現在、わたしたちにはTwitterやFacebook、ブログ、メルマガ、ニコ生など動画配信、いろんな発信ツールがありますが、どこで発言して、どこにコンテンツや評価を集約するのかという部分にも通じている。これはクリエーターだけではなく、評価経済社会という時代に生きるものとして、これからを生きるすべての人に当てはまることかもしれませんね。


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イベント内容より抜粋)


竹内義和


 ぼくは今、「ステージ論」というのをしきりにフューチャしているんですよ。

 ステージ論というのがある。ステージ論は絶対に売れるために必要な論だと思っているんですよ。岡田斗司夫さんはそういうところの専門家だと思っているので、意見を聞いてみたい。

 NHKであまちゃんというのが非常にブレイクしている。宮藤官九郎さんの彼らしい部分が出ていて、80年台アイドルの匂いが出て、今と昔がフュージョンしているみたいな独特の感覚があって、見れば見るほど奥が見えてきて面白かったりする。

 ぼくが分析したところ、これを民放の深夜でやると、よくあるドラマというか、「クドカンらしくて面白いね!」ぐらいのレベル。これがNHKの朝ドラになると非常に輝いてくる。いくら面白いものを作っても、発表するステージによって注目度が変わってくると思うんですね。

 岡田さんはどう思います?


岡田斗司夫

 ぼくもやっぱり「場」の問題はすごくあると思います。

 アニメ作っていても、全く同じ企画でも深夜とゴールデンタイム、劇場でやるのとでは見られ方が変わってしまう。僕らプロデューサーとしては、企画の内容よりどこでやるのかと言うのは絶対に聞きます。

 書籍も、本とか自分の持ち込みの企画、依頼された企画でも、出版社の人に最初に聞くのは、それは新書で考えてますか?単行本ですか?文庫ですか?連載ですか?というのは絶対に聞きます。それも同じで場が中心ですよね。全く同じ内容の本でも、新書で出すのと、表紙の分厚い立派な装丁の単行本で出すのと、電子書籍 で出すのというでは意味合いが違うし、読まれ方が違う。だから、ステージ論というのは有りだと思います。

 ぼくが面白いと思ったのは、「ロフト・プラスワン」という新宿にある飲み屋を兼ねたトークイベント会場があるんですが、あの辺りからはっきりしてきました。ステージを持っていないとダメだな!とプロデューサー的には思いました。

 東浩紀さんも「ゲンロンカフェ」というのを自分でプロデュースしましたよね。海洋堂も撤退してしまったんですが、「ワンフェスカフェ」というのを発信の場にしようとしていました。 AKBも一番最初のコンセプトは常設劇場を作るところから始まっている、よしもと芸人の強さも自分の小屋を持っているところ。

 やっぱり小屋を持っていないと伸びない。
 場を持ち始めると自分以外の人間も出そうとしてくる。だからまず場を作ってしまうというのはすごくいいと思います。



 最初、竹内さんがアワーズルームを作った時、一番最初「なに考えてるんや!」と思いました。
 次に毎日アワーズルームにほぼ出ずっぱりな竹内さんの時間割を見た時、竹内さん「なに考えてるや!!」と思って、さらに「なにしてんねや!!!」と思いました。
 と、最初は思っていたんですけど、現にずっと続けられていろんな実を結んでいるのを見たら、やっぱり場を作るのが一番正解なんだなと分かりました。


竹内義和

 そうですね。自分たちで持ってみて、あらためて思いました。
 もともとここを持つ動機は崇高な思いがあった訳ではないんです。でも、いろんな所でイベントやってまして、かなりの会場経費がかかっていたんですね。
 全てを計算すると15万ぐらいにはなっていたので、その金額が自分のところの部屋代になるんじゃないかと思ったのがきっかけです。


岡田斗司夫

 うちもそうしようかな~。


竹内義和


 持っておけば、自分の場所だから自由に使えるし、人に貸すこともできるし、あるいはこのステージがありますので、ということで人を呼ぶことも信頼につながる。
 その中で新たな組み合わせができる、この場から発信することができる。その可能性があるんですね。
飲食など副次的なメリットもあるし、映像なども公開することができる。劇場管理人を気にする必要もないのでいろんなことができるんですよ。

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イベント企画、プロデュース、記事、写真撮影
福田文

イベント運営:リーダーズ・カンパニー

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こちらのイベント動画は2013/10/26(土)録画生放送にて無料公開。
http://live.nicovideo.jp/watch/lv156902256


尚、見逃された方は、下記より見ていただくことが出来ます。

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otakingex at 21:00コメント│ この記事をクリップ!

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