（竹内）宮崎駿さんに和歌山を舞台にアニメ撮ってもらえませんかっていうのは効きますよね。やってもらえるかどうかは分からないけど。（岡田）ジブリに「まだそんな話聞いてない」と言われても「それは市長になってからちゃんと交渉します」で。
（竹内）「嫌や」って言われたら終わり。一応は交渉しました、と。
（岡田）あかんかったら高畑勲で（笑）。
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2013年8月１７日（土）に大阪アワーズルームにて行われた対談【岡田斗司夫×竹内義和 これからのはなしをしよう！】。
二人が最近観た映画作品の是非、褒めたり貶したりのアニメ論、芸能人のメイク術から始まる演歌の世界のアレコレ、そしてトークライブ・バー「アワーズルーム」を運営する竹内先生の現在と将来のお仕事など、さまざまな「これから」を語ります。ここでは、そのハイライトをどうぞ。
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（岡田）さっき楽屋で聞いてて、俺ぜったい後で聞こうとおもたのは、親に「和歌山市長になれ」って言われてるんですって？
（竹内）はい「和歌山市長に立候補しろ」って言われてます。
（岡田）いや、これええなあ、って思うんですけど。勝ち目どれくらいあるんですか？
（竹内）勝ち目はねえ、三割ぐらいはあると思います。
（岡田）三割あるんやったらやりましょうよ。それで、市長選の金はクラウドファウンディングで集めましょう。集めたお金は何一つ返せないんですけれども、（お金を出してくれた人は）市役所に御招待して、握手してる写真に「貴方のおかげで当選しました」って一筆入れる。それでひとり一万円か二万円寄付してもらって、クラウドファウンディングで選挙資金を集めた立候補者としても話題になる。
（竹内）いいかもしれませんねえ。
（岡田）で、政界のタブーをラジオで喋るっていうのをキャンペーンで。
（竹内）コミケを和歌山に誘致するとか。
（岡田）できもしない約束をいっぱいすればいいと思います。
僕等も分かりました、政治家の約束って何を言うても面白かったらええんや、って。
僕、こないだ報道ステーションで言おうとして止められたんが政治家のマニフェストって言うのはJーPOPの歌詞と一緒や、『君をいつまでも愛すよ♪』と言っても愛さなくてもええ、という。歌ってる本人は責任を問われないのと同じように、マニフェストは歌詞です、と。
（竹内）ほう。
（岡田）いかに心情を語るか、によって観てる人の心が震えて、いいぞって思ったらそこで役割は終わりやから守らなくてもええので、コミケを和歌山に招致するとか、あとゆるキャラ千体作って和歌山でグランプリ開くとかですね。和歌山のみかんを世界中で売るとかですね、もうそれでええですよ。できもせんこと山ほど言うて、当選してからどないか考えましょう。
（竹内）まあ、そうですよね。みんなそうですもんね。
（岡田）あと和歌山都構想とか。
（客席・爆笑）
（竹内）大胆ですよね。
（岡田）名前も和歌山維新の会でええですよ。で維新の会でダメそうな戦略は我々はとりません、と書いてあって、自民党と適当に仲良くする現実的な政党です、顧問は弘兼憲史。絶対いけると思います。
（竹内）面白いことは面白いよね。泡沫としても面白い。
（岡田）あとは泡沫以上の票をどれぐらいとるか。和歌山ってやっぱり保守層の票をとらなあかんのですか。
（竹内）そうですね、保守層が多いですねえ。多いけれどもそんなガリガリの右ではないですよね。中道っていうか、やっぱり暖かいところですから。
（岡田）白浜をコートダジュール並みのリゾートにする、みたいな。
（竹内）それ、現実味ありそうですね。
（岡田）白浜海岸にゆるキャラ千体集める、とか。やっぱりゆるキャラ千体集めるんです（笑）。で白浜を舞台にGAINAXがアニメを作る。作れへんかってもええんですよ。
（竹内）赤井君に言うときますよ。
（岡田）米子でええんやったら和歌山やったらもうちょっと便利やん、って。
（竹内）和歌山GAINAXを作る、とか。
（岡田）海洋堂のホビー館を和歌山に作る。みんな四万十川まで行かんでええぞ、と。和歌山市長選、真剣に考えはったらどうですか。
（竹内）うちのおふくろ、おやじは「絶対出え、絶対出え」言うんですよ。
（岡田）なんか勝算あるんですか。
（竹内）なんも無いですよ、うちのおふくろなんかは「お前、和歌山出身なんやから出たらええやないか」ぐらいの簡単なノリなんですけど、８３歳なんで取り憑かれたように言うてます。私の目の黒いうちに市長になっておくれ、みたいな。
（岡田）いくらぐらいかかるんでしょうねえ。市長選って。
（竹内）お金かけへんつもりやったら何百万くらいでしょうね。
（岡田）ポスターなんかも刷らんと、ダウンロードファイルを配って、応援してくれる人はこれを勝手にキンコーズでプリントアウトして貼って、でええですよね。
ライター：書生のタロウ
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