岡田:「声優さんってよく最後に呼ばれてアニメを選べないでしょ。逆で、お前らどんなの見たいのとか、どんなのやりたいのって、そっから詰めていって、ある程度、舞台も組んで、あとでロトスコではめていくようなアニメを作りたい」
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今月の岡田斗司夫ニコ生ゼミは堀江貴文氏と緊急対談!!堀江さんの片思いのエピソードや、大胆な恋愛観が聞けたり、宮崎駿監督の「声優は娼婦の声」という問題発言が解説される中、やっぱり気になる共同制作プロジェクト「みんなのアニメ(仮)」の会議をダイジェストで紹介します。
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岡田:「声優さんでアニメを作りたいなって」
堀江:「え、声優でアニメって具体的に……」
岡田:「あのね、声優にどんなアニメ作りたいか聞いて、アニメを作りたい」
堀江:「ほー」
岡田:「つまり、アニメができてから声優を選ぶんじゃなくて、声優を呼んで、どんなアニメを作りたいかを聞いて、彼らのアイディアを集めてアニメを作る。演技も自分でさせたい。
『惡の華』っていうロトスコープのアニメがあるじゃないですか、あれを声優でやりたい」
堀江:「はいはい」
岡田:「声優さんに演技してもらって、声も彼らにやってもらう。それを実写で撮る。
『悪の華』がつまんない理由がわかったんだけども、『惡の華』はナチュナル演技をしようとしてる。
でも、アニメの演技ってタメとかがある時代劇とか戦隊ものに近い演技だから、そっちをやってもらったほうがいいの。」
堀江:「なるほど」
岡田:「だから、声優さんが声優ミュージカルでやってもらってるような動きのほうがアニメっぽくておもしろいと思う」
堀江:「あー、こないだ僕がミュージカルに出た時に演出をやってくれた湯澤さんって人がやった『ニコニコニーコ』って、たぶんそれに近いかな、みたいな」
岡田:「声優さんってよく最後に呼ばれてアニメを選べないでしょ。逆で、お前らどんなの見たいのとか、どんなのやりたいのって、そっから詰めていって、ある程度、舞台も組んで、あとでロトスコではめていくようなアニメを作りたい。それが5本のうちの1本」
(中略)
S田:「先ほど、アンケートの中にもありましたけれど、今、現状のプロジェクトの問題点っていうのは、どこだと思いますか
岡田:「問題点って、お金なくてやってるところでしょう」
堀江:「あはは(笑) まあ、完全に手弁当ですね」
岡田:「そこは楽しいんだけども、別にどこにスポンサーも頼んでないし、pixivさんもCAMPFIRE
さんも協力してくれるっていってくれて、協力してくれているんですけど、それだけですね」
堀江:「うん」
岡田:「なので、それで24時間、週に7日はりついている担当者がいないから、ノリで進むし、進まない時はぴったり進まないしっていう」
(中略)
堀江:「まあ、別に金になると思ってやってるわけじゃないので」
岡田:「そうそう」
堀江:「作りたいものがあって、作るためにタダで全部作れるならそれはそれで良し、お金が媒介するのであれば、それはそれで、いいかなと」
岡田:「(コメントで)『堀江、投資してやれよ』とか出てくるんですけど、それはね、逆なんですよね。
自分たちのお金持ちを出して作るようなもんじゃないと思ってる。
これ、俺のこだわりみたいなもので、みんなのアイディアも出してもらうし、俺たちもやりたいことやるから、お互い同じ立場で作ろうというのがこの企画のやり方なんで、どっか一社からおっきいスポンサーもってきてというのじゃない。
けど、堀江さんの最初に話してた『なんでそこにこだわるの』『みんながハッピーだったらいいんじゃないの』ということでいえば、誰か『出すよ』っていう人がいれば、それも別にいいかもわかんないですね」
堀江:「うんうん」
岡田:「なんか俺、そういう風になっちゃうと『えー、待ってよ』っていうかもわかんないけど、(堀江さんは)あんまりこだわりないでしょ」
堀江:「そう、まあ、岡田さんが作るっていうのがおもしろいなっていう話があるので(笑)」
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