今週は映画三昧!
『華麗なるギャツビー』80点
『二流小説家』75点
『グランドマスター』60点
『エンド・オブ・ホワイトハウス』40点
週刊アスキー2013年7/30号掲載
******************************************************今週は映画三昧!
『華麗なるギャツビー』80点
3D効果が、まるで覗きカラクリみたいで面白い。「僕たちアメリカは退廃したヨーロッパからイチ抜けして、強くたくましい文化を作るんだ!」宣言の映画。主人公ギャツビーが負けちゃうんだけど、それは逆に原作の発表された一九二〇年代は現在のアメリカよりも逆に自信のあったから。
『俺はまだ本気出してないだけ』60点
主人公は40歳超えてからマンガ家を目指すダメ親爺。主人公以外の人物がみんな夢を目指す、というまとめ方は気持ちが良い。バイト先のファーストキッチンが「よくこんなロケ、OKだしたよね」と感心するぐらいエグく描かれて感心した。
『エンド・オブ・ホワイトハウス』40点
見なきゃよかった
『グランドマスター』60点
カンフー映画かと思ったら、実は「カンフーの各流派が、激動の20世紀をいかに生き抜くか」という歴史物。おまけに各流派は生き抜かない。主人公が見たがった奥義2種類も映画の最後まで出てこない。カンフーシーンもほとんどない。でも映像は「これでもか」というほど美しい。
中国の葬式シーンが壮大すぎて笑った。祖先を大事にしすぎると、葬式の行列が湖を半周しちゃうんだなぁ。
『二流小説家』75点
面白かった。でもなんだか辻褄が合わない部分が気になったので、さっそく原作小説を買ってみた。なんたること。原作はもっと面白い!
邦画では殺人鬼をイケメンにして、メンタリスト・ダイゴみたいなこと言わせてる。つまり「本格ミステリーをライトノベルに変換した」わけね。原作と比べないと気にならないので、映画としては充分に面白い。
『JIジョー バック2リベンジ』60点
見てる間は面白いけど、なにも残らない。アメリカ人がいかにニンジャにあこがれてるか、よくわかった。
『俺俺』50点
前半部のプロットは面白い。たぶん海外SF短編「あとは野となれ・・・?」(ホリー・カンティーン)からの引用だと思うけど、主人公がどんどん増えるのは面白いし、舞台となるロッテリア描写も楽しかった。
でも後半部、互いに殺し合う理由がわからない。設定もめちゃくちゃで残念。
『クロユリ団地』60点
あの中田監督が久々にホラー撮った!と期待しすぎたのかなぁ。昔、かわいそうな事故で子どもが死んだ団地に幽霊が出て、という話。ところが幽霊の出ない前半の方が怖い。団地映してるだけで怖い。でも後半、霊媒師やモンスター化など、ありがちホラーになったら、急に怖くなくなっちゃった。