見ておわかりの通り、Zガンダムとかガンダムシリーズの他の作品とか、まったく昇段基準には入ってない。ガンプラもないし、モビルスーツの知識も声優の名前も必要ない。
それでいいのだ。あくまで「岡田斗司夫が認めるマニア」のための私塾だから。
興味ある人は僕のSNSクラウドシティにどうぞ。
週刊アスキー2/12日号(1月29日発売)
************************************************************
いま、僕がいちばん熱中してるのが「岡田スクール」だ。これはついこのあいだスタートさせた僕の私塾で、僕が人に教えたいことばっかり教える塾なのだ。
いま、僕がいちばん熱中してるのが「岡田スクール」だ。これはついこのあいだスタートさせた僕の私塾で、僕が人に教えたいことばっかり教える塾なのだ。
僕自身が開発したメソッド「スマートノート塾」とか「レコーディング・ダイエット塾」が目玉。いくら本でていねいに説明しても、やっぱり人間ってステップごとに課題を出されないとできないんだよね。やる気も出ないし、周囲に同じ課題にチャレンジしてる仲間がいないと続けられない。なので塾は以前からやりたかった。
でもリアルで東京とか大阪に作るだけじゃつまらない。ネットをフル活用して世界中どこに住んでいても、同じチャレンジができるようにしたかったワケだ。
全体を10級~1級までの入門コースと、初段~四段までの中級コース、そしてマスター位である五段~十段までの上級コースに設定した。早くて熱心な人なら半年ぐらいで初段は取れる仕組みになっている。
この塾の昇段システムって、リアル世界のゲーム化(ゲームフィクション、というんだそうだ)みたいですごく楽しい。ゲームのパラメーター調整みたいに考えないと参加する人が面白がってくれない。いわゆるゲーミフィケーションという手法だね。
10級~8級はわりと簡単に。7級あたりで障害があって、5級が中ボスていどの難易度。3級、2級はわりとすんなり通れるけど、1級と初段は鬼のように難しい。でも五段を狙うころになると、初段チャレンジがラクチンに思えてしまう。
こんな塾のカリキュラムや昇段システムを毎日考えているわけだ。そりゃ楽しくないわけがない(笑)。
岡田スクールだから「岡田斗司夫の考えた方法論やメソッド」のみを教えるのか、というと、ちょっと違う。アニメの見方や「思考力養成講座」なんていうのもある。「プロ書評家になるための塾」もある。いずれはニコ生塾とか「舞台上で二時間、観客を飽きさせないトーク塾」というのもやるつもりだ。
中でも変わり種は最難関の「ガンダム塾」だ。ガンダムの正しい塾ではない。あくまで「岡田斗司夫の認めるガンダムファン・マニアとして極めるための塾」なのだ。
ここに段位認定の基準を引用してみよう。興味ある人は誰でもチャ
レンジしてみよう!
レンジしてみよう!
(注:まず10級から挑戦すること。飛び級はダメ。たとえ三段の課題をクリアした経験があっても、10級から一つずつ昇級しないとダメだからね)
10級 ガンダム映画版最初の三作を見る
9級 TVシリーズ「機動戦士ガンダム」を全部見る
8級 富野由悠季作の初代ガンダム小説を読む
7級 ガンダムのオリジナルストーリーを書く。
6級 1年戦争についての考察を書く 。
5級 「ジオンはこうすれば勝てた」 論を展開。
4級 ガンダムがロボットアニメや ロボット産業に与えた影響を書く。
3級 ガンダムを利用した地域振興案、新規ビジネス案を書く。
2級 「僕の人生を変えたガンダム」という作文を400字10枚以上書く。
1級 教室やニコ生で「ガンダムを語る」
初段 ガンダムの同人誌や電子本を出す
二段 ガンダムの素晴らしさを100日、ネットに書き込む。
三段 ガンダムの商業本で奥付に名前が出る。
四段 初代以外のガンダムの悪口を100日、ネットに書き込む。
五段(マスター) ガンダムの単著を出す
六段 富野由悠季に名前を覚えてもらう
七段 ガンダム関係でテレビに出る。
八段 ガンダム世界を広げる(独自のガンプラ塗装やサイドストーリーで有名になる)
九段 ガンダムで月に3万以上稼ぐ
十段 ガンダムを共に愛する配偶者と結婚し、子どもにガンダムを伝える。
以上、いかがだろうか?見ておわかりの通り、Zガンダムとかガンダムシリーズの他の作品とか、まったく昇段基準には入ってない。ガンプラもないし、モビルスーツの知識も声優の名前も必要ない。それでいいのだ。あくまで「岡田斗司夫が認めるマニア」のための私塾だから。興味ある人は僕のSNSクラウドシティにどうぞ。初段以上は僕が直に認可してるから。