FREEexなう。

2012年04月29日

朝日新聞に、岡田斗司夫の「be10周年記念」講演まとめが掲載されました!(後編)

前編からの続き


またこっちへ逃げよう。

ぜんぜん予め読んでなくてフッと取ってます。


何が出てくるかな。


私は自分のことが好きです。でもそれ故自分に甘いところを直したいと長年思っているのですが、やっぱり治りません。自分に対して厳しく生きるにはどうしたら良いのでしょうか。40代女性。


自分のことが好きで、自分に甘いところを直したいと長年思ってるですね。

じゃ、自分のことを好きだということは、自分のことを治したいと思ってる自分も含めて好きなはずですよね。

で、うん。この人の自分という物の構造ですね。この中には、「直したい」イコール「何かの欠点がある」。で、この欠点の対処方法として、さっさと直しちゃうと言う方法もある。

ただ、こんなの難しいです。特に自分のこと好きだったら直せるはずも無いし、自分のことが好きな人は、直せる欠点もほぼ直し尽くしてる後のはずなんです。

と言う事は、今残ってる欠点というのは、100ぐらい有った欠点の80%ぐらい直した後の20の、難物中の難物のはずです。

なので、その残った難物中の難物に対しては常に直したいと思っている良い私、ぐらいがちょうど落とし所ところでいいと思うので、何もする必要なし。


そうなんですよ。悩みのるつぼの解決法は何かと言うとその悩み自体を解決するのではなくて、その悩みをどう言う風に見るのかで、ホンのチョットでも気が楽になればイイなぁ、ってのが僕の考えなんですね。

なんでかと言うと、悩みのるつぼの中には例えば彼に捨てられました、とかですね、お金がありません、とかですね、子供が私を殴ってきます、みたいなものもあるんです。

それらは、普通の人に相談したら解決可能なはずなんです。

例えば警察に言う法律家に相談する。そういうふうなもので解決可能なものもあるんですけど、そうじゃ無くて、新聞社の悩みのるつぼに投書して来るって事は、そんな事はすでに全部考えたことなんです全部考えた上でどうしようも無い事をし相談してくる、ということは、本来悩みのるつぼに来る大多数は、解決がそれ以上は無理です。

つまり出来る解決策って言うのはほぼやり尽くした後のものだから、後はそれに対して如何に気楽になるのか? さっきのアンドリュー・カーネギーと同じです。

頭の中がお手玉状態でお手玉するのにイッパイイッパイだったら、何も考えられないです

ね、そんな時に必要なのはお手玉してるものを全て置いて、リラックスして物を考える。

そうするとごく自然と一番単純な回答がポンと浮かんでくる、それまで待つっていうのが、僕の考え方です。


この人の場合は治すべき欠点を全て直しちゃった後ですよ、っていう補助線を与えてみる。

あなた直しちゃった欠点何なのかちょっと考えてみて下さい。次に、これから将来に渡って死ぬまでの間に直したいであろう予定の欠点をザッと挙げてみて下さい。ソレほんとに直したいかどうかもう一回考えて見ませんか。って言うと、大体の人はノートに書いた時点で、いやこんなもん直せねえや、あと直してもいいけど、無理する程の事は無いな、と思って気が楽になるんです。


そうするとこの悩みのるつぼ状態から解放されて、単なる悩みとか単なる問題に軽くなる。

僕がやっている事はその人が背負っている100kgの重さをゼロにする事では無くって、9080㎏出来れば60kgくらいの持てる範囲の重さにする事です。その重りで体が潰されない、でもその重りを背負ったままなんか頑張って生きれるんです。

その重りを頑張って背負えるように為ったら、段々実は年月が経つに連れて重さ自体が軽くなってくることが実感できたら、それが人間の成長、って言ったら言い過ぎかもわかんないですけど、一番それに近い物だと思っておいて、そういう解決法しか僕には思いつかないですね。


あ、落ちてる。ん? なぜ悩みと思われるのでしょうか? 痩せたことにより優しく成られたのでしょうか? それともより攻撃的ですか?


うーんとね、ダイエットして痩せたんですけどもでも、今また太り戻してる最中ですから。これ僕はワガママボディ化して俺は可愛くなってる、って言ってるんですけど。

前高須クリニックの高須委員長先生にですね、若くなりたかったら簡単だよ、太れば良いんだ、ってスッパリ言われたんですね。

世の中には色々な若返り法が有るんだけど、僕らプロの成形がやってる方法ってのは全て人間を一度太らせて、骨格を変えて細く見せることなんだ、それが若返りだと言ってる。


なので、いや、別に今のは単に言い訳です。最近お腹が出て困ってます。

この悩みには答えないですね。だから、実は悩みじゃなくて単なる質問でしたから。

なんだろうなぁ、文字が少ない。


歳を重ねれば重ねるほど性欲、え、強欲になります。

良かった、性欲じゃなくてw

歳を重ねれば重ねるほど強欲になります。どうしましょう。

ハハハ、スイマセンごめんなさい。

強欲になります、どうしましょう。


強欲になるだけなら、この人不満足なんですね。

強欲で在るという自分に対して、何かこう、イカンと思っているわけですね。

どこがイカンと思ってるんでしょうね。

強欲になること自体は悪いことじゃない。

俺の周りの人間を全部幸せにしなければ気が済まないっていうですね、我がままさだったら世間の為になる。


この欲が、強欲が、自分の為かみんなの為か?


自分の為かみんなのためと書いたんですけども、これが相反するとは限らないですよね。

俺自分の会社を作って、ガンガン売上上げて社員にバンバン給料払ってやるんだって言ったら、自分の為でありみんなの為にもなるから。

ちゃんと自分の為とみんなの為の集合の共有点ってのが有るわけですよね、多分この人、強欲の使い方が分かんないんですよ。

歳を重ねれば重ねるほど強欲になります。なんかこう、金を出すのが一円でも惜しいとか、自分の畑とか土地に人を一切入れたくないって考えちゃうんでしょうね。

じゃあどうしましょう。

強欲になっちゃうのは、多分歳とったら誰でもなると思うので、それを諦めない方が良いですよね。


この人は強欲に成ることで、生命力を掻き立ててるんですよね。


歳を取れば取るほど、この人にとっては多分、強欲さを失うことイコール自分の老化が進んで行く事、って言うふうに心のどっかが思ってると思うんですよ。

だからと言って、強欲さを手放しましょうって言っちゃうと、これ車谷先生になっちゃうわけですよね。


岡田斗司夫としてはそういう答えをする訳にはいかない。

なので、強欲さを利用しましょう、としか言いようが無いですね。


せめてその強欲さの、自分が大事にする人ってのをちゃんと定義して、コイツらに良い目見せる為に俺は強欲に成るんだ、って大義名分みたいな物を手に入れた方がいいです。

で、コイツらには強欲だけど、でも身内には優しいって言う風に考えて、その身内の範囲を出来るだけ広げていって自分が好かれるようにする。

好かれることにすら強欲に成る。偽善者に成ることをいとわない。

こんなあたりを落とし所にして頂くのが、俺より遥かに年上の皆さんに対するお答えとさせて下さい。


こんな風にですね、悩みのるつぼ始めた時からずっと考えてたのが、どうやって自分は回答を作るのだろうって事なんですけども。

時間的に切羽詰まってきましたね。

まあ、あの40分ぐらい続けて話してるので、チョットしんどくなってきました。


そうですね、せっかく朝日の講演会ですから朝日に縁のある人の話で説明します。


僕の悩みのるつぼで答えるとき考える時の考え方の作り方ですけども、勝間和代、香山リカ論争って言うのがですね、1年前位に有ったんですね。これアエラとかでも特集されてですね、両者とも言いたいことを散々言って、最近仲がいいそうですけども、いい加減にしろと思いますよね。

であの相談のあの二人面白いんですよ。

パターンが勝間和代さんと香山リカさんとは、確かに対立するんですよね。

そりゃ二人共悩みの相談に乗るっていう事はやってるんですけども、アプローチ方が違うんですね。


香山リカさんは精神科医ですので、その問題自体を解決しようとする。

例え話に言いますと、僕あの昔読んだ悩みの相談で、精神科医の人が答えてるの見たこと有るんです。

で、小学生ですで給食費が払えない子供。

子供。私は小学生でいつも給食の時間になるとトイレ行きたくてしょうが無くなります。いつもいつもなんです。特にオシッコがしたい訳でもなく、休み時間にちゃんとオシッコをしているのに、でもやっぱり給食の時間になるとお腹が痛くなります。て、書いてあった。


それに対する精神分析医の方が、多分子供と対話した結果見つけたのが、この子の家は貧しくて、給食費を払って無かった。

その結果、給食の時間が近くなるとその子は罪悪感で一杯になる。私ホントはお金払ってないのに、給食を食べることに為るんだ、恥ずかしさで一杯になって。

だから、給食の時間になるとその場から逃げ出したくなって、トイレに行ってしまうって分析してたんですね。

これは別の精神科医の方なんですが、香山リカさんのアプローチ方はこういうことです。

つまり、トイレに行きたく為る。これ、香山的アプローチ。

トイレに行きたい、それは何故かと言うと分析するんですね。

あなたはなぜ給食の時間になるとトイレに行きたくなるんだろうか?

事前にトイレに行ってきましょうって言うのは、保健の先生とかが答えることです。

もしくは担任の先生が、事前にちゃんとお前トイレに行っとけよ、って言う風に答えるなんですが。香山先生は精神科医ですから、もっと専門的に分析して行く。そして、その悩み自体を信じないんですね。


悩みのるつぼで僕もやるんですけども、そこに書いてある悩みの相談文自体を余り信じない。


それの裏を裏ってことはない、行間ですね。

「トイレにすぐ行きたくなるんです、困るんです、どうにかして下さい」って相談が有ったとしたら、その子供が目の前の問題に悩んでるのは、なぜ私は給食の時間になると私はトイレに行きたなるんだろう、恥ずかしいカッコ悪い、何とかしたい、なんですよ。

でもその部分を相談を受ける側も注目しちゃダメなんですね。

なんでそうなるんだろうって考えて、一見その子にとって関係なく、給食って言うと他に何があるのって聞いていって、その子が答えたくない、いやうちチョット給食費払って無いみたいなんですよ、ってこと言わせたら、やっと頭の中で繋がり出すんですね。


これが香山リカ的アプローチ。

つまり、その問題、トイレに行きたいを解決するために、その人の心の分析に入るんですね。

で、これを自覚させる。

貴方がトイレに行きたいと思ってるのは、実は、給食費が払えてないからよ。恥ずかしさの余り、貴方はそう言うふうになっちゃたんだね。それはもうお家の人と相談して考えて見なさい。ただ、トイレに逃げたらと言って問題が解決するわけではない。でもこの事が、この繋がりがわかってたら余り貴方はトイレに行きたく無くなるはずだ。

これが香山リカ的アプローチです


勝間和代的アプローチは違います。こんな事で許してくれないです。

名前からして勝間ですからね、勝間。

あ、字がデカくなちゃった。


勝間的アプローチはですね、ここに全く着目しないんですね。

純粋にここに対してアプローチします。


つまり、稼げ、負けるな、と言うふうにアプローチするんですね。

これあの、香山さんだったら、カウンセラーとかで受けた方だったら分かると思うんでうけど、カウンセラーってのは話を聴いてくれるだけなんですね。決して親に会いに行ったりとか、あんましない。

だから香山さんがこの子の相談受けたら、その子と延々話すんです。多分。

でも、勝間さんがこんな相談受けたらですね、必ず親に会いに行くんですね。

家計簿見せてください、給食費払えるじゃないですか、ってこうやって来るんですね。

給食費が払えなかったら、ちょっと待って下さいパチンコのお金減らせますよね、これを自己投資に当てて下さい。今は無理かもしれませんが、2年後には給食費が全額払えるように私と一緒にライフプランを組み直しましょう。

っていうふうに言っちゃう。これが、勝間和代的アプローチなんです。


一見、この「トイレに行きたい」には何の対応もしてないんです。

けども、その更に奥にある根本的原因に対して対処しようとするんですね。

そうすると全部が解決するんですよ。


但し勝間和代的解決法で解決できる可能性僕は、多分、20%位だと思ってます。

これあの、いい加減な僕の検討ですよ。

ただ、勝間さんの本を読んでる読者の人たちが、「頑張って、頑張って、上手くいきました先生。」っていうの見たら、普通ですね、自己啓発系の物ってもっと低いんです。

本を読んだ人の中で、やるぞって思った人の中で、1%程度しか成功しない。

5%成功したらホントにその人天才なんですね。読者が。

で、勝間さんはおそらく独自のメソッドとかですね、自分たちのサークル作る、励まし合う、毎日メールマガジンを出すまであの人やってるんですね。

その為に、多分読者の成功率は2割近い、とんでもない高いところまでいってるんですね。でも2割なんですね。


つまり、お金がないからと悩んでる子どもに、親を含めて負けるな、稼げ、と言って状況が良くなる可能性って言うのは、20%位じゃないかな。って僕思ってるんです。

その代わり、20%の代わり、根本的に解決してそれ以降の人生も楽になる。


香山リカ的なアプローチは、「トイレに行きたい」はお金がないからだと本人に教えるだけだから、実は何にも解決してないに等しいんですね。ただ、ほぼ100%近くですね、95%って言っておきましょうか、位の確率で働き掛けが効く。

つまり、これをいつも指摘されると、子どもたちのほとんどが、「あ、そうなんだ。」って分かって、心苦しさが少し晴れるんですね。


その代わり、状況は何一つ改善はされない。


相変わらず給食費が払えないままだから、多分また次の同じような事が遭ったら、この子は同じような悩みを抱えるかもわかんない。

つまり、手近な問題に対して、何となく気休めって言ったら言いすぎかも分かんないですけど、解決法みたいなものを提示して、ほぼ全員に対して適用可能な処方箋ですね、これは西洋医学の近いような物ですね、風邪引いた咳でたのどが痛い、それに対する薬は出すんですけど、風邪を引きやすい体に対する対処は全く無い。


こちらの方はより東洋医学的なやり方です。

風邪を引いた。よし、では、体を鍛えるところから始めようか。

体を鍛えて丈夫になる人も居るんですけども、大体の人は中途半端に体鍛えて風邪引いて休んじゃったりするんですね。なので、成功率は低いんだけども根本的な解決方が望める、この世界って言うのは、香山リカ的なアプローチと勝間和代的なアプローチで出来てるわけなんですね。


では僕がですね、この同じような相談受けたらどういうふうにするのかな、と思ったんですね。

で、最初に考えるのは、僕もやっぱり分析的な香山リカさん的な方法です。

僕がこの相談受けたらどいうふうに考えるのかというと、あなたが、心の中は実はこういうふうに成ってるんですよ。ここの中でもちょっと遣りましたね、壇上で見た瞬間に答えてるから、あの5秒か10秒で回答出さなきゃいけないんで、まずこっち使うわけですね。

その人が書いてない行間の事まで考えて、多分そうなんじゃないかな、じゃあその人がチョットでも気楽になれる回答を出そうって方法です。

もし、もう少し時間が有るんだったら、その根本の問題を何とか解決する方法を考えて、無茶かも分かんないだけども、こういうふうに、A-B-C-Dって積み上げていって成功するサクセスマップみたいな物を書いて、どうだこれで遣ってみろ、ってふうに言う。

これも出来るかも分かんないです。ただAの方はより気休め度が高Bの方はより、っていうか、勝間さんの方法はより成功率が低いんですね。

で、どんなふうに考えるのかって言うと、そうですね僕はあの、も一回水飲ませて下さい。


最初考えたのはですね、借用書でも書いて貰おうかとも思ったんですよ。

この子どもに、先生スイマセンいずれ返しますから、給食費貸しと言うことでお願いします。というふうに借用書かいたら、お金が払えないという状況はそのままで、それ親の責任では無くあえて自分の責任として引き受ける事で、変なやましさが無くなるかなって思ったんですね。

多分この子どもが苦しいのは、親が払えないからで俺が悪いわけじゃない、あたしが悪いわけじゃない。でも、私も自分で稼ぐ力が無いから、その恥を引き受けなきゃいけないって当たりでグッチャグッチャになってる。

いわゆる、るつぼ化してるんですね。

ソレをもっとシンプルにして、私は子どもでまだ働けないから金が出せません。大きくなったら金を返しますから、「スイマセンけど貸しといて下さい」って借用書を書いちゃう、って方法を考えてます。

これだったら、多分本人の気は楽になる。

でもこれはコッチぽいんですね。果たして、小学生で借用書かいて大人に通用するかな。それ何か、肩たたき券みたいなもんじゃないかなって考えちゃう。

で、何ですけども、多分ね、るつぼでこの質問が来た時に僕が答えるのは、私は給食費が払えないから、給食の時にトイレに行きたくなる。という事は、この学校の中で、この校区の中で、私が住んでる街の中で、私と同じような子どもは他に何人ぐらい居るだろうか? っていうふうに考えて貰うんですね。

つまり、その子どもが自分自身を助けたいと思ってたら、回答の選択範囲はスッゴい狭いんですよ。気が楽になるか、逃げるか、将来に夢を繋ぐか、今から努力するか。

やることが凄くタイト、狭くて努力を要する事ばっかりなんですね。

なので、一旦この子は自分の問題の責任から逃してあげる。

そうじゃ無くて、貴方が考えなきゃいけないのは、貴方と同じように給食費が払えなくてトイレにすぐ行ってしまうような子どもで、貴方より下級生が一杯居ると。貴方の学校にも、貴方のクラスにも、貴方の街にも、貴方の住んでる都道府県にも、そんな子どもは一杯居ると。その人達みんなを集めるなり話し合うなりして、何か俺たち頑張ろうねって励まし合う組織を作ったらどうですか? 

今だったらネット上で、そういうふうな仲間も小学生で在ると直ぐに見つけられますよ、って回答すると思うんですね。


そういうふうな働きを、あの質問、確か小学校5年生だったと思うんですけど、小学校5年生が出来るかどうかは、相変わらず僕が言っている事は勝間さん的なんですよね。

勝間さん的で、本当に出来るかどうは分かんないですけれどもその本人が悩んでる質問そのものを考えさせるよりは、私と同じように苦しんでいる私より弱い人をどうやったら一緒に救えるだろうか? ですね。

私は自分自身のお金がない問題には何も出来ないかも分かんないけども、私より貧しい人の問題には何か出来るんじゃないのか? っていうふうに、例え子どもであっても、なんか弟や妹ができた人って急に優しくなるんですね。

犬を飼い出した子どもとか猫を飼い出した子どもって、責任感が出てきたり、他人に対する思いやりが出てくる。

それは人間を強くするんですよ。

この子がもし強く成らないといけないとしたら、「強くなれ」とか「弱さを自覚しろ」では無くて、守るべき者を与えることなんですよ。

それ自分じゃない、自分に対して強くなるって凄っく難しいですから。もっと無責任になれる、自分より弱い人間っていうのを探して、それを守る事で本人は少しずつ強く成れるんじゃないかなって思いまして。


そんなふうな考え方が、まぁできるように成ったのが、「悩みのるつぼ」という仕事をするようになってからですね。

僕の悩みのるつぼの回答っていうのは、朝日新聞のネットで見れますので、宜しければ見てください。


最初の内の僕の回答は、凄く嫌なヤツっぽいです。

質問されるや否や、分析してパッパッパって。で、それはこうですね、こうですね。では回答に入りましょう、ってバーってやってるんですね。

レベルの低い勝間和代とか、レベルの低い香山リカ的な回答から、徐々に徐々に少しずつマシになってきて、最近はその悩みの背景にある問題その物を考えたり、もしくはその人が一緒に悩んで相談した人間を更に悩ませて、但し自分の問題では無く他人をどうやって助けようかって悩んで貰って、その事によって荷物を少しでも軽くしよう、ってアプローチに切り替えています。そういうやり方を出来るようになってから、「悩みのるつぼ」というのは、僕にとって大好きな仕事になりました。


有り難う御座いました。

時間になりました、終わらせて頂きます。

有り難う御座いました。


これ、どうしましょうね?宿題ということで、持って帰ります。


(あ、持って帰られるそうです、先生それ、紙面か何かでお答え頂けるんですか?)

(あ、又何か難しいこと言っちゃいましたか?)


いや、答えようと思うんですけど、僕はあの、こういうイベントやってって、前回30くらい質問来たんですね。

で、2時間のイベントで50くらい答えて、残り250まだ宿題で残ってるんです。

またこれ宿題で頂いたので、人生のいずれかで答えると思いますので。

すいませんけど、ブログ見といて下さい。


(もう一度拍手をお願いします。)


あの気にせず進行してください。




otakingex at 06:01コメント│ この記事をクリップ!

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