FREEexなう。

2012年04月22日

「『ふしぎの海のナディア』と言えば」 フェス!(3)

(2)からの続き

特番「『ふしぎの海のナディア』」徹底研究!」岡田斗司夫でインタビューhttp://blog.freeex.jp/archives/51321235.html 記念、「ナディア・フェス」、展開中!

「遺言」第5章「ナディアの舞台裏」の連載(URL決まり次第)も好評頂いています。

岡田が主宰する、すべての理屈っぽい人のためのSNS「クラウドシティhttps://cloudcity-ex.com/login/」でも、日記フェス「ふしぎの海のナディアと言えば」を開催。クラウド市民(参加者)たちが積極的に日記を発表してくれました。その日記を連載中。

様々な世代が、様々な視点から語る自分にとっての「ふしぎの海のナディア」。
時代を感じたり、影響力広さに驚いたり、若い情熱に照れ笑いしたり・・・
皆さまも、ご自身の思い出と再会しながら、ゆっくりとお楽しみください。

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「初放送」 宮本真義 さんの日記より

何度繰り返し観たか分からないあの「トップをねらえ!」を作ったガイナックスがTVアニメを制作する!
というわけで、高校生であった私は当時の友人たちと大いに盛り上がっていました。

しかし実際の放映は大学に進学した後です。
しかもなんという運命のイタズラか。
私は親元を離れて、TVすらない大学の寮で過ごすことに・・・。

そんなわけで、リアルタイムでの初放映は、TVの音声が受信出来るラジオで音だけ聴いておりました!!

そんでもって帰省する度に毎回毎回録画をチェック。
当時はDVDやHDDではありません。VHSのテープです。
どんなに長く録画しようとも、3ヶ月でいっぱいになってしまうわけです。
しかも単純に続きが気になる!

いやあ、ホントに大学生かってくらいマメに帰省していたなあ。(笑)
帰ってくることに対して親は喜んでましたけどね。

◆ラジオで、テレビ放送の音声だけ聞くって、そんな技があるのですね。びっくりしました!

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「思い出」 Shaさんの日記より

高校の時、運動会の閉会式で流れた音楽
が ブルーウォーター でした。

◆音楽を聞くたび、思い出が鮮やかに蘇る。そういうときって、人間、なぜか切なくなりますよね。

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「理解不能のワガママ小娘。或いはぶっ飛ばされた裏番組」Nyagokingさんの日記より

放映開始が1990年4月ですか…。
自分が大学に入学して下宿生活@京都を始めたばかりのころですよ。そういえば。
既に駄目な感じのアニオタだった自分は、真っ先に(※TVよりも先に!)ビデオデッキを買い求め、その日からエアチェックを開始。CM抜きをイヤホンからの音を頼りに手動でやったのは我ながらアホでした。;;
ほどなくTVチューナー憑きのPC用モニタも入手。TV大阪の映りがニンともカンともだったのには泣けたなぁ…。※京都では基本映りません。

閑話休題。
そんな訳で「ふしぎの海のナディア」は第1話からバッチリ録画してました。
CM抜き不要で楽ちん。NHK最高~!!
2chよりUHF32chの方が微妙に映りが良かったかな。

漫研の中でも喜んで観てた人は多かったと記憶してます。約1名、肌の黒い女キャラをこよなく愛する先輩が居られて、少し他の人とテンションが違ってたのも今となっては懐かしい思い出。:-)

しかしながら、実のところキャラクターとしての「ナディア」に対しては自分はあまり入れ込めませんでした。
あんなワガママ小娘のどこが良いのか全く理解できず、いわゆる島編の頃にはむしろ裏番組だった「江戸っ子ボーイがってん太助」の方を熱心に観ている始末。※知り合いは誰も観てなかったけど…。

当時録画したテープもとうの昔に散逸してしまい、本放送以来ほとんど観返すこともなく今日まで過ごしてきました。
そんな自分も、今やナディア以上のワガママな存在に振り回される日々…。(※息子よ、お前のことだゾ!!)

果たして22年目の再放送をどのように受け止めることになるのか、今から楽しみであります。:-)

◆ワガママにふりまわされるって、意外なことに、幸せに直結しているのかもしれませんね。

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「特番とニコ生とゼミ限定みた」Ruitomyさんの日記より

ナディアは、家族全員でみた唯一のアニメ番組なのが記憶として残っている。あれから20年以上たっているので半分以上忘れている。我家では、父親がチャンネル権を握っているのでアニメ・バラエティは見れなかった。

しかしナディアは運良く、父親が出張中に始まった番組。長兄か母親がザッピングしていて、3話くらいから見始める。そこから毎週必ずみていたので、父親が途中で出張から戻ってきたが、このアニメだけは家族全員でみた。

NHKで放送&長男:高校生、次男:中学生、私:小学生となり家族全員でテレビなどみることがあまりなくなってしまっていたことが、父がアニメをみるにのを許す原因になったと思われる。すごいぞNHK。

小学生の頃はエレクトラコンプレックスなんて言葉しらなかったので、エレクトラがおなかをさするシーンでようやく気づくレベル。

私は無邪気にロボ・戦艦などを楽しんでいた記憶がある。島編での面白さは家族でも意見がわれ、長男・次男・母は好き、私・父がつまらない
と言っていた。

あと映画版は長男が見に行き、フィルムコミックも買っていたが、兄が「これは、見る価値がない」といっていたのが印象的(だったらなぜフィルムコミックを買ったのかは謎)。

オープニング曲がちょっと有名になったぐらいしかもう記憶に残ってない。

◆NHKですから、家族に見ていたお宅も多かったのでしょうね。


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「声優さん」まーちゃん@婚活中さんの日記より

日高のり子 の少年役は いいな~ って
見てた記憶 声優さんに注目してみた
初めての作品だった思う

◆日高のり子さん、特番にも出演されていましたね。私には、ジャンよりノリコのイメージが強いですが・・・

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「ふしぎの海のナディア」についての遠すぎる記憶」 yutaさんの日記より

確か、ふしぎの海のナディアって、ジュール・ベルヌの「海底2万マイル」が原作ってふれこみで始まったんじゃなかったか・・・
当時もう既にガイナックスの名前は知っていたはず。
「トップをねらえ!」は観ていたし、「王立宇宙軍」を作ったスタジオであることも知っていた。
そのスタジオが「海底2万マイル」をアニメ化すると聞いて、どんな風になるだろうと期待したはず。

でも、観たらなんか全然「海底2万マイル」じゃなかったんだよ!

なんだろうな・・・何がやりたいのかよくわからなったんですよw。

もっと男臭い渋い感じの話になるのかと思っていた。
だから、期待が外れたこともあって全部は観ていないんです。
それでも、最終回近くの何話かは観ました。
そこでノーチラス号が空を飛ぶのなんかを観ていて思ったのは、これはっ!・・・マイティジャックっ?!!
結局、マイティジャックがやりたかったのっ?!

みたいなね・・・そんな記憶しか出てこないなぁw。
それと、最終回近くの何話かは作画がすごく良かったような
気がしますw。

HD化して再放送されるそうなので、今度はちゃんと観てみましょうか・・・ねw。

◆男くさく、渋い??「王立宇宙軍」と書かれるところからみても、かなりの正統派(何の?)とお見受けします(笑)。

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「僕の初恋の人 」佐賀聡裕・理想 (男性)

今、考えれば初恋の人だったんだろうなぁ。

放送当時は小学校6年生(だったと思う)。
年齢が近いナディアよりも大人の色気があるエレクトラさんが好きでした。

ネモ船長も好きだったので、最後にエレクトラさんのお腹に船長の子供
がいるとわかったときは素直に「おおっ。それはそれでよかった。」みた
いに思ってたような気がします。

当時、フィルムコミックも出ていて、エレクトラさんの入浴シーンや
ジャンがナディアの着替えを覗くシーンは穴が開くほど凝視してました。
10代前半の男の子なんてそんなもんです。

社会人になって、一番ハマったゲームがメタルギアソリッドシリーズなの
ですが、ここでネモ船長とエレクトラさんに再会してました。
主人公のスネークの声優が大塚昭夫さん(ネモ船長役)で、その師匠
で最愛の人、ザ・ボスの声優が井上喜久子さん(エレクトラさん役)で
した。この2人の声大好きなんだなぁと改めて気づきました。

メタルギアシリーズを作った小島監督と岡田さんは大学の同窓生
だそうで。こういう偶然ってあるんだなぁ。不思議。

◆エレクトラさん、大人の女性の魅力がありますよね。

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「日本人女性のナディアらしさと、男の草食系」ライスさんの日記より

クラウドシティ内、岡田斗司夫ゼミ限定で公開された、

・「ふしぎの海のナディア」徹底研究!(音声)
が面白かった!

公式ブログだと、文字起こしが掲載されている。
http://go.otaking-ex.com/0rQIWoq9

ライスが面白かったのは、

・ナディアというキャラの新しさはそれまでの「アニメの女性キャラが
持つ優しくけなげな女性という幻想」を否定し、リアルな「わがままな
女の子らしさ」を打ち出したことにある

 というような話である。

 で、ナディアをそんな風には当時小1のライスは見れてなかったが、
でも「女性へのライスの偏見」として

・女性は基本的に「ナディアのようなダメさ」を持っている。

 とは思っていて、だからこそ、「恋愛は面倒だ」と思ってきたのは
事実である。

 でも「じゃあ女性全般がそうなのか?」というと、そんな気もしない。
多分、昔の男女が不平等の時代には、本当に「男の幻想そのまま
の哀れな女性」がいたのだと思う。 たとえば、

・旦那に殴られながら、自分の意見を一度も言わず、我が子の
ことだけを考えて生きる女性

 とか。 まあ男にとっては都合がよいかもしれないが、これは
これで、哀れこの上ない。。。


 それにまた、海外の女性を見ていると、そこまでひどい
わがままさもない。 たとえば自分の知人のブラジル人女性
なんて、20代だがもっと達観しきっている。

 クリスマスのプレゼント交換で持ってきたのが、日本のアダルト
ビデオでビックリしたwし、以前出てたスピーチコンテストでは、
「男と女」というテーマで、

・男は「危ない・乱暴」と言われ続けてきた。女性はだから常に男を
「危険視」してきた。しかし、それは極端である。そんなに男は乱暴
ではない。たしかに男は「動物的」で性欲旺盛かもしれない。しかし、
それは自然界の摂理に従ったものであり、女性への優しさに転換
されうるものである。私は「男は危ない」という社会的メッセージの
せいで若いとき、男性を勘違いしてきたが、現実の男性はそんなに
乱暴ではなくもっと優しい「女性と同じ人間である」ということを経験
を通して学んだ。

 なんて話をしていた。 ライスが男だからという面もあるだろうが、
ライスから見ると非常にマットウな意見に感じる。 ただ正直、
海外の女性は日本人女性のようなかわいらしさはない気がする。


。。。多分だけど、日本では、

1.昔は「男に都合のよい幻想的な女性」がいた。

2.男女平等で、女性がそこから解放された。

3.しかし「文化的な拘束」 ~かわいらしさ=女子力~ により、
女性が精神的に自立しきれない部分があるために、その結果
として、ナディアのような「面倒くささ」と「かわいさ」が女性に残っている
( 以前、CCのどこかでも書いたが「かわいい=かよわい
=自立しきれていない」という意味があるので、その辺で、
そういうことになるのだと思う )

 のかな、なんてライスはそういう偏見を女性に持っているw

 で、そういった現実の女性概念を事前に情報として知っていて
女性に幻想を抱いていなかったから、ライスは

・うわあ、ナディアみたいな女性ウザいw 恋愛、面倒くせえ!

 となっていたんだと思うwし、それで今も、男の草食化・絶食化が
進んでいるのかなあ、などとも思うw

 つまり、「男性の草食化」という奴は、

・男が持つ女性への幻想が失われたが故

 な気もするのだ( アニメヒロイン史で言うと、「タッチの南」から
「うる星やつらのラム」への変化とか、多分そんな感じ? )。

 まあそんなわけで、「文化的拘束」という奴が諸悪の根源なんじゃ
ないかと思う。 そこに「日本人女性のかわいらしさ」という良い面も
あることを認めた上で。 そして、そこには「日本人女性のせい」と
までは流石に言えない「歴史性」が横たわっているような気もする
のである。。。

 ちなみに、これはライスの「日本女性への偏見」なので、「学的
根拠」は欠片もありませんw そういうわけで、「おかしい」って
部分があったら、ぼんぼんつっこんじゃってください! ヨロシク~。
そんな感じで、ではでは、おやすみなさ~い!

◆ナディアから始まる女性論。そう言う視点でアニメ史を見直すのも、おもしろそうです




otaking_ex_staff at 18:00コメント│ この記事をクリップ!
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