特番「『ふしぎの海のナディア』」徹底研究!」でのインタビューで、岡田斗司夫がナディアの舞台裏を語り倒したことは既に お知らせしました。(インタビューの文字起こし ノーカット版)
ニコ生:海賊生放送で、「ふしぎの海のナディア」再放送第一話を見ながら語り倒した姿も、記憶に新しいと思います。
私たちFREEexのブログスタッフも、これに乗っかって4月いっぱい「ナディア・フェス」を展開中!
好評を頂いている【新入社員ミカレポート】に続き、「遺言」第五章「ナディアの舞台裏」の連載も開始しました。
岡田が主宰する、すべての理屈っぽい人のためのSNS「クラウドシティ」でも、日記フェス「ふしぎの海のナディアと言えば」を開催中。クラウド市民(参加者)たちが積極的に日記を発表してくれています。
今回から、毎週日曜日にその日記を大公開します!(4月中)
様々な世代が、様々な視点から語る自分にとっての「ふしぎの海のナディア」。
時代を感じたり、影響力広さに驚いたり、若い情熱に照れ笑いしたり・・・
皆さまも、ご自身の思い出と再会しながら、ゆっくりとお楽しみください。
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「ナディアの思い出」 ブルームーンさんの日記より
ナディア、生で見ていました。
塾からダッシュで自転車を駆けながら、自宅にもどってみていたことを思い出します。いろいろなSFや特撮などへのオマージュが豊富だったことは後年知るのですが、ひたすらその豊かな世界観に感動していました。僕は変わった人間でアニメより幕間にあった自然風景(特に海)の映像(マーメイドメモリーが流れていましたっけ)の方に感動していました。自然が温暖化で失われつつ有ることをどうすればいいのか、ひたすらそれに思いをいたしていたのを覚えています。
後日、僕は大学で生態学や科学思想史を専攻したり。そういうことのきっかけになった伏線が不思議の海のナディアにあるとおもっています。まだ、自分のこころはナディアにあると感じています。
ナディアみたいなエジプト人の女の子と友達になったこと(やっぱりあのときからナディアが好きだった)などもあります。
◆ブルームーンさんにとって、ナディアと言えば「海」なのですね。確かに、海に空、海中に宇宙、島(笑)と、自然豊かなアニメです。
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「分かる人には大事件だったらしい」 平仮名のりゅうたろうさんの日記より
初めてみたのは、大学の寮。
レンタルビデオの拡大期で大学生でも結構持っていた頃。
自分も持っていたが一話は、録画ぜずに、リアルタイムで見ていた。
すると、番組終わりに隣の部屋から、
「おい!今のナディア撮ってない?」
「ええ?見ていたよ。。」
「クオリティーたけー。全部録画したい。」
って事で、他の部屋をあたり、いわゆるOTAKUの住人
(ファミコンが揃ってるゲーム部屋だった)
が録っていることが判明しテープ借りて、
他の部屋にビデオデッキ持ち込んでダビングした。
懐かしいー思い出です。
一話を録画するは、デフォルトなのね。
◆そう言えば、庵野監督も大阪芸大時代は寮生活でしたね。なつかしい青春のひとこま、ありがとうございます。
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「グラタン」フルユウさんの日記より
ナディアと言えば、グラタンがお気に入りです。
かっこいいです。
◆男子には、ナディアなどのキャラより、メカに夢中という子も多かったようです。NHKも喜ぶ、健全な楽しみ方です!
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「ナディアと言えば・・・主題歌かなぉ♪ 」 sinnさんの日記より
ナディアかぁ懐かしいな、ナディアが放送されていた頃はもう働きだしてたから、たまにしか見られなかったけど、あの主題歌ブルーウォーターだったっけ?!
覚えてるな、いーま君の目に~いいっぱいの未来・・・
真っ白な鳥が海の上を飛ぶオープニングで、どこかしら未来少年コナンをおもいだしたっけ、w
でもあのオープニングのコマ割り凄いなぁ、僕は少し映像の勉強をしたことが在るのだけど、才能が無いからあきらめました。www
耳に残る1フレーズと映像のマッチングは見事!
森川 美穂さんの声が素敵で音楽と歌詞と絵が絶妙のマッチングだったなぁ
キャラクターや背景、オープニング曲のストーリ・・・
個性的でどこかしら愛嬌を漂わせる作画が90年代のアニメなのかとビックリさせられます。
再放送が楽しみだww
◆私もオープニングの歌、大好きでした。小さなテレビ画面なのに、広々と続く海と空がさわやかな印象でした。
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「サンソンとハンソン」 大橋理恵さんの日記より
3DSにインポートしてQRコードを作りましたが、元々はWiiで作ったMiiです。
次女が作りました。
Wiiを買って間もない頃だから、4年前になるのか。
何か資料を見ながらではなくて、脳内記憶で作ってました。
あ、他のキャラのMiiは、作ってません。
なんでこの2人を選んだんだろう、そう言えば。
このMiiを見て解る人は、そうは居ないと思うし。
(だから、かもしれない?)
我が家ではナディアは、レンタルビデオで見ました。
確か、私がエヴァの深夜の再放送を見てハマリ、トップをねらえ!やナディアのビデオを借りて来た、という経緯です。
ダビングしたので(あはは)、子どもらは何回も見てると思いますが、自分は実はそんなに見ていません。(あの頃はモーレツに忙しかった・・・。)
なので、私より子どもらの方が、語れると思います。
4月からの再放送を、家族で一緒に見るのを楽しみにしています。
あと、自分としては、momokoDOLLを入手し損ねたのが心残り、
というか、この3つとも 欲しかった・・・。
◆放送当時は、まだフィギュア文化が存在しなかったですよね。22年経った今でもフィギュアが当たり前に発売されることに、驚きます。
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「不思議じゃなくてふしぎ」Hirotake(ヒロタケ)さんの日記より
新宿TSUTAYAでバイトしてた時の話。
コーナーに置くPOPができてきたのだが、何かおかしい。
「不思議の海のナディア」
???
「ふしぎの海のナディア」 だよねぇ。
ということで書き直したりしたなぁ。
◆「不思議の国のアリス」が漢字だからでしょうか。普通に変換すると漢字になっちゃいますね。要注意です。
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「感想レポート1話~4話」 (テクノの)山田修平さんの日記より
今、不思議の海のナディアを通しで見ています。
その感想をどんどん書いて行こうと思います。
※ネタバレになるので、見てない人は気を付けてください!
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オープニング
かいつまんでみた事があったが、実は始めからちゃんと見たのは初めてだった。
オープニングを見ると、懐かしさと新鮮さ、両方を感じた。
エヴァンゲリオンのオープニングと、どうしても比較をしてしまいそうになるくらい、構図やキャラクターの見せ方が似ている。
でも、ナディアの方が、全体的に明るく、躍動感が感じられるオープニング。
清々しさ、空、草原と言った、気持ちのいいキーワードが浮かんだ。
エンディング
もう、ホントにこのモノクロの映像が大好きだった。飛行機をずっと追いかけて行く、少年少女たち。
飛行機は、夢や希望のメタファーなのだろう。
走って行くシーンのみって、かなり実験的だったと思う。
でも、構図がしっかりしているから全く飽きない。
未来へ向かって走り続ける。曲ともマッチしていて、ステキだなぁ。
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第一話「エッフェル塔の少女」
始めはジャンが登場。早速メカオタクぶりを発揮。機器をパッと見るだけで、アレはダメこれはダメと見抜く。
知識は多いけど、世の中の事はあまり知らないジャン。
対照的に、笑顔の裏で、暗い影を落としているナディア。
元気いっぱいにサーカスを演じているナディアを、何も疑問に思わずにうっとりしているジャン。
二人の生い立ちがクッキリと現れているシーンだった。
個人的には、命綱を付けずに空中ブランコに捕まったり、猛獣のライオンと一緒にショーをしているナディアを見て、ぞっとしてしまった。どれだけ過酷な人生を送って来たのだろうかと思ってしまう。
それを全く疑問に思わないジャンは、まぁ何と能天気な少年だなぁと。
これから、彼はどう成長して行くのか。
余談
グランディス一味の登場シーンが、「助さん、角さん、やっておしまい」的な感じて面白かったw
もしくはフリーザの「どうしました、ドドリアさん?やっておしまい、ザーボンさん」かw
この、タイプの起源って何からなんだろう?
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第2話「小さな逃亡者」
おばさんの家に行くが、泊めてもらうのを断られてしまうナディア。でも、それは予想していたみたい。
ずっと大人達に裏切られて来たから、下手に期待なんてもうしない様になったのだろう。
でも、そこで、ジャンは自分の家に招き入れる。
きっと、ナディアは嬉しかったろうなぁと。
家で、自慢のメカを紹介するが、全部中途半端なものばかり。この辺はコメディ要素をいれて、明るいアニメっぽさを醸し出す。掴みを入れている感じ。
そんな和やかなシーンで、グラタン登場。
襲撃するが、ちゃんと砲弾は家を外す。
この3人、あくまで「悪役」なのだと視聴者に認識させる。
もう、この辺でグランディス一味に親近感を感じる視聴者が結構増えたんじゃなかろうかなぁ。
そして、空を飛ぶジャンの飛行機。すぐ止まっちゃったけど、かなりの見せ所のシーンだった。
飛行機がグラタンに襲撃されて、偶然ナディアがジャンに乗っかってしまうシーンで、よく見るとジャンの顔が笑っている。で、その顔にキングがぶつかる。細かい!
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第3話「謎の大怪獣」
あまり力を入れていない、つなぎの話といった印象だった。
でも、戦艦の砲撃戦のシーンは気合いが入っていたw
山寺宏一がエアトンさんとして登場してるが、所々怪しさを漂わせている。
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第4話「万能潜水艦ノーチラス号」
ノーチラス号に入るジャンとナディア。エレクトラさんとネモ船長も登場。
3話とうってかわって、全体的に本気度が高い。
潜水艦同士の緊張感溢れる海洋戦。扉を閉じるシーンなんて、エヴァのネルフ本部が扉を閉じて行くシーンの原型だ。
言葉のやり取りに、意味深な雰囲気を漂わせる、ネモとエレクトラ。
潜水艦の中でも、無邪気なジャンと、慎重なナディアといった感じで、同じ環境でもちがう反応を見せる二人。良いコントラストになっていて、興味深かった。
この回では名シーンが登場。
夜、2段ベッドで会話をする、ナディアとジャン。
これは、ジャンが上でナディアが下でなければいけない構図だったと思う。
ジャン=前向き=上。ナディア=後ろ向き=下。
こんな位置関係なのだろう。
「僕は嫌いな人がいないんだ」
このセリフを聞いたナディアが、きっと少しだけ心が動いたのだろう。
最後にちゃんとエレクトラさんにお礼を言っていた。
◆クラウドシティにいると、自然にナディア話が目に飛び込んできます。ネタばれに泣く前に、がんばって見終わって下さい(笑)
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次回 4/15掲載予定
プロデュース・コメント:のそき見のミホコ