FREEexなう。

2012年03月27日

「国民スナフキン化計画」設定

無銘のマサフミです。

昨日の原稿募集の告知に続いて「国民スナフキン化計画」設定をお知らせします。 

いいアイディアがありましたら、原稿と同様にこちら
からお知らせ下さい。 

明日はサンプルの原稿を掲載します。

※以下の設定は予告なく追加・変更になる場合があります。また、随時原稿から採用します。


「国民スナフキン化計画」における2027年の日本には価値観の異なる4つの「国」が存在します。

・北海道及び沖縄構造改革特区 通称『たいようのくに』
・原子力安全管理特別区域 通称『御料地』
・企業グループ「ノブレス」 自称『みんなのくに』
・ネット上にある複数のSNSの集まり その全体を総称して『あの国』


北海道及び沖縄構造改革特区 通称『たいようの国』


・地域:北海道と沖縄(太陽と大洋)比較的広い土地を利用して太陽光や風力発電などの再生可能エネルギーをエネルギー源としている。
・生活:ベーシックインカムとネットカフェ生活が保障された福祉国家。国民の大半はネットカフェ生活を送っている。
・産業:上記福祉政策により、最低労働賃金が安い。安い人件費を活かして一次産業や二次産業が盛ん。
・社会問題:ベーシックインカムと安い人件費のコンビネーションが現代の奴隷制になっている面もある。貧富の差が激しく、多くの人間は血縁の家族を持っていない。ネットカフェその他のコミュニティによる擬似家族が形成されるも、少子化傾向にある。時々暴動も起こる。
・ベーシックインカム:ある。(B・I)携帯端末やカードにチャージされる。
・スナフキン:移動は自由。他の国から入るのも簡単。いいひとばかりの居心地の悪さや貧しさに耐えかね本州に渡るケースも。

・良い人が多いので「あの国」を通じて援助も多い。
・電力の輸入の賛成派と反対派。御料地から原子力発電による電力を輸入することへは常に議論が起こる。。

・メガフロートを目指して生活してる。すでに建設計画が持ち上がっているが、日本政府、ノブレス、アメリカ政府らの介入と、米軍基地などの利害がからみ主導権争いで交渉は難航。
・マグネシウム文明への移行でエネルギー問題のブレイクスルーが待たれるが研究は途上。
・登場予定キャラ:ネットカフェに住むスナフキン、ネットカフェ経営者(プチブル)、太陽光発電従事者。スナフキン同士で結婚したものの離婚したカップル。
この国のありかたに賛同している人(シロ)と、反対している人(クロ)。両側の登場人物の視点が欲しい。老若男女、賛同反対で8人。


原子力安全管理特別区域 通称『御料地』


・地域:広大な御料地となった福島周辺、一部東北と東関東。及び再稼働した各地の原発周辺が飛び地としてある。
御所はないが、陛下が度々お見舞いに来られるために御用邸が整備され、御料地内では御所と呼ばれている。
現在では両陛下は静養されることも多く、皇太子殿下、秋篠宮様ご一家は周囲の反対を押して短時間でも度々お見舞いにいらっしゃっている。
・生活:物価は比較的安価だが、貨幣経済が行き詰っているので街には失職者やニートが溢れている。
・産業:安いエネルギーを利用した第二次産業と第三次産業が中心だが、コスト面でたいようの国に負けている。
原子力発電によりあり余る電力で所得税無し。タックスヘブン化してる。電力輸出、再処理が主産業。世界中の再処理を請け負っている。
・社会問題:宮内庁が管理しており、原子力発電所や中間管理施設が置かれている。時々小規模な事故や放射能漏れが起こるが、皆納得している。
天皇が統治することになった経緯は諸説ある。しかし隣接するたいようの国やノブレスとはトラブルも。モデルはイスラエルあるいはブータン。
発癌率が他国に比べてちょっとだけ高いが、それが原発のせいかどうかは統計学的にギリギリ有意差つかない。
・ベーシックインカム:ある。(御下賜。ごかし。だが誤りが定着し、おかしとも呼ばれている)携帯端末やカードにチャージされる。
・スナフキン:ここに入るのは簡単だが、外に出ると差別問題も。未来に希望を持てない人や、老い先短いと感じた人が流入するケースが多い。


・派手な人が多い。人一倍主張の強い国。
・日本を支えている自負、今後も支え続けていき、伝統を守っていくという自負がある。皇室を尊敬している人が多い。
・放射線量が高い地域は後何十年かは人がちゃんと住めない。未来にわたって放射性物質を管理する責任を感じている。
・イメージはナウシカの腐海の森。地方中学生のヘルメットみたいに、マスクがある。ヤンキーはマスクをしない。
・評価は二重構造。原子力は求められると同時に嫌われている。この国の人と他国の人は結婚したがらない。ここで子供を持とうとする人は少ない。移住者が多い。
・国内向け電力は安く他国向けは高い。
・風俗もカジノも充実。法律がかなりゆるい。
・登場予定キャラ:愛されニートのスナフキン。愛されないニートのスナフキン。スナフキンの家族。宮内庁職員。原発従事者。祖父がガンで死にそうな少年。
この国のありかたに賛同している人(シロ)と、反対している人(クロ)。両側の登場人物の視点が欲しい。老若男女、賛同反対で8人。


企業グループ「ノブレス」自称『みんなのくに』


・地域:大災厄により崩壊した東京の中で、復興した六本木高級住宅街を囲む防衛壁周辺。行政区分は新東京市。同様の地域が大阪都内、旧大阪市にもある。
新東京市の女性市長とノブレス代表が「みんなのくにづくり」をスローガンにタッグを組んでいる。防護壁の入り口の両側には大型モニターがあり、2人の映像が度々流されている。
元々のノブレス設立の経緯は、国際競争力を保つために日系企業が共同で教育・研究機関を作ったこと。当時は教育特区。その後多くの企業が倒産及び合併・吸収されたため、残ったノブレスが現在では日本企業全体の代名詞になっている。
・生活:子供手当てが発展したベーシック・インカムを事実上実現しているが、少子化が解消される気配はない。防護壁内は少子化、防護壁外は比較的多産。
・産業:第三次産業が中心。良い人材を比較的安価なコストで雇用できるので、外資系企業の進出が盛ん。地域ごとにピジン日本語(関西、福岡、四国等の方言+英語や中国語)が存在している。
しかし、企業に就職する人間は少ない。自分の特殊技能を色々な業界で活かし、フリーで活躍する人間が多い。
・社会問題:少子化。ここで学んだ人が国外流失してしまうという問題を抱えている。労働力不足。他国から移民を受入れているが、それが原因で格差社会になりつつある。
・ベーシックインカム:ある。ノブリス・オブリージュ(N・O) この名前には受給者も反発を持っている。ノブレス壁の内側に対してはそれに加えて高額な子ども手当がある。携帯端末やカードにチャージされる。
・スナフキン:ノブレスの防護壁内はノブレスの株主でないと住めない。株主以外は防衛壁の外に住んでる。通勤・通学でも入るためにはパスが必要。


・いわゆる勝ち組が集まっている場所。
・ノブレス防護壁内の人はこの地域全体を「みんなのくに」と呼んでいる。だが防護壁の外側で素直にそう呼ぶ人は少ない。
・原子力の国から電力を購入しているが、それに反対する世論もある。
・国をあげて教育にコストをかけている。教育費は大学までほぼ無料(ただし入学試験も卒業も難しい)。未来を信じて教育にお金をかけている。
・教養や先端科学の他にコミュニケーション教育にも力を入れている。教育目的の復興自衛隊も持っているが、基本的に軍備よりも外交官教育にコストをかける方が国防に役立つと考えている。モデルはシンガポール。
・マンハッタン島がモデル、防衛壁の内側と外側を描く。
・スラムから防衛壁の中に通う人の生活の描写まで欲しい。格差社会、貧富の差をきちんと描く。
・他国から人材を呼び込んでいる。今でいうスイス。世界中から留学生がくる。ハーバードかここか。
・我々が日本の文化と教育を守っているという自負。
・登場予定キャラ:50個の職をこなすスナフキン、ピジン日本語しか話せない外資系企業に勤める若者、ルサンチマンを溜め込んだ太陽光の国からの移民、子供手当てだけで食っている大家族(ビッグダディ)
この国のありかたに賛同している人(シロ)と、反対している人(クロ)。両側の登場人物の視点が欲しい。老若男女、賛同反対で8人。


ネット上にある複数のSNSの集まり その全体を総称して『あの国』


地域:ネット上。実際の国土は持たない。人々はたいようの国、御料地、ノブレス、日本。それぞれに住みながらこっちにも所属している。
他国からは完全な国家として認められておらず、SNSの流行が激しく特定のサービスを名指しできないため「あの国」と呼ばれている。
生活:ある者はネットカフェのスナフキン、ある者は実家住まいのニート。一見すると修行僧のようなストイック生活を送っているが、ネット上に共有するアーカイブと国民同士で繰り返す限りない対話により、精神的に豊かな生活を送っている。
国民のネット率100%なので、直接民主主義が成立している。代表はスポークスマンに過ぎず、数人いるオピニオンリーダーがコメントの正当性で周囲を巻き込み、世論を形成する。
オピニオンリーダーは「いい奴」で「戦闘思考力の高い奴」。各自のFREEexシステムを持つ。
アカウントを持つことが国民の条件。複数のサービスを利用するのが当然とされている。実際どこに住んでいるのか嘘をついている人もいる。
産業:ウィッシュリスト、できますリスト、あげますリストにより直接交換。
社会問題:文章力と戦闘思考力の低い新国民は発言力が低く、搾取されがち。常に炎上やネットバトルが起こっており、FREEexの分裂や合流が絶え間なく起こっている。ネット接続の長さが引き起こす生活習慣病や突然死も社会問題になっている。
ベーシックインカム:なし。
スナフキン:ここで生まれた関係から多くの人が実際に移動も始め、集合と離散を繰り返す。


・将来的に、仮想ではなく本物の国としての独立を目指しているが、よく体制が変わる。
・この国自体の目的は無い。100年後にネットの国に全てが溶け込む予兆がある。幕末の状況に似てる。黒船が大地震や大津波。ただそれもきっかけであったに過ぎない。坂本龍馬はこの中から生まれる。
・国民の特徴はイワシ化。昨日と言ってることがすぐ変わる。一時盛り上がって集まるがまた離れるを繰り返す。
・キーワードは「今は」今みんなと外れていないこと、自分の今の気持ちが至上の価値。
・「メモする」「メモる」という言葉が、「メモリーに入れる」「記憶媒体に入れる」いう意味で使われている。
・ネット上のログが人を判断する材料になっている。
・自分の情報がオープンにされ、たれ流されることを多くの人は気にしない。
・アバターも盛ん。アバター恋愛。
・ネットでの評価貨幣が他の国に流通してる。
・色々な評価貨幣があり、ツタヤカードを使うかマイルを使うかのように効率を考えている。
・相互レビュー社会。自分への評価に一喜一憂する日々を送る。
・物々交換とかシェアも盛ん。突然誰かから何かが送られてくることもよくある。
・情報のパプリックとプライベートどちらを重視するかで右翼と左翼に別れる。右翼が公開、左翼は匿名。(ロシアの右翼は共産主義)情報の全てを公開しようとする人と全てを匿名にしようとする人。共に過激派。
・登場予定キャラ:FREEexで生活するスナフキン。パワーゲームで自身のFREEexを失ったオピニオン・リーダー。移民したてで戸惑っている新参国民。ネットの国のスポークスマン。
この国のありかたに賛同している人(シロ)と、反対している人(クロ)。両側の登場人物の視点が欲しい。老若男女、賛同反対で8人


『日本』

・地域:日本全域。だが、たいようの国、御料地、ノブレスを除く地域を総称して名差すこともある。全てにかかるレイヤーとしてネットの国があり、最大の国民を抱えるのはもう日本ではなく、ネットの国である「あの国」になっている。
・生活:税収入は落ち込む一方。地方でも一定の地域に人口集中が進んでいる。
・産業:仕事は農業にシフトし、農業は会社化・フラッシュワーク化している。
・社会問題:日本に住んでる人口は1億人以下。老齢化。拡張型家族へ移行。
・ベーシックインカム:公務員。公務員になれなかった人が、たいようの国やノブレスを目指すケースも。
・スナフキン:どこの田舎も人が不足してるので基本的に歓迎される。いいひとならば先々で食べるには困らない。


・病院などの共用施設を中心にしたコミュニティ。
・一家に一台のようなコンセプトの白物家電はアンティークになっている。田舎は家に何もかもなければいけないけれど、都会なら家にベッドしかなくても大丈夫。外にコンビニ冷蔵庫も風呂もある。
・評価が低い人はお金を払って子供を預けている。評価の高い人はそういう人同士でコミュニティを作って協力している。
・日本が分裂したようで、実はみんな「あの国」を通じて繋がっている。

・人格者文明 「無駄にすごい国民になりましょう」
・女は彼氏3人。男は3家族面倒みる理論。
・いいひと戦略。



◆ベーシックインカム支給基準(たいようの国、御料地、ノブレス共通)

Ⅰ 籍があること。(基準は各国異なる。)
Ⅱ 年金の放棄。(ベーシックインカムのある国では年金の掛け金支払い義務がない。そのため若年層が籍を移る要因になっている。)
Ⅲ ベーシックインカムは本人もしくは養育権者に支払われる。養育権者が2人の場合はそれぞれ1/2。
  現行の婚姻制度は存続。その上で未成年者分は以下の条件による養育権者に支給する。

①遺伝的な男親、女親。各1名。養育権の優先権を持つ。子供に遺伝情報を提供する義務がある。
②出産した女親。(代理母出産)多くはあらかじめ権利を放棄する。権利を放棄しない場合、里親協議に参加できる。
③養育権者。2名もしくは1名。遺伝的な両名に優先権がある。ただし2名とするには双方の合意が必要。合意がない場合は調停が入る。
④子供が成長して後、子供自身が指名する後見者。2名もしくは1名。

養育権は放棄することもできる。その場合たとえ遺伝的繋がりがあろうとも、代わってベーシックインカムを受給することはできない。
また育児放棄や虐待があった際の養育権は一時もしくは恒久的に停止される。
未成年者に養育権者が1名以上存在しない場合は、行政、遺伝的両親、里親希望者との協議により里親が決定する。養育権を停止されたものは協議に加われない。
養育権は満18歳で例外を除いて失効。その後は子本人が希望すれば後見者となり、引き続きベーシックインカムの管理をすることができる。但し1年ごとの申請が必要。取り消しは常時可能。


◆ベーシックインカム財源

たいようの国 
かつて総理を務めた人物が、自身の相続の放棄、被相続の放棄を明言し、グループ「ゆうあい」設立。全ての資産を移す。同様に相続と被相続の放棄を明言した人に受給資格を与えたベーシックインカムを始める。
支給を求めてたいようの国は人口増。不動産については管理者として家業を続けることもできる。管理者に土地を売却する自由はない。

御料地
売電による利益により支給。原子力災害の被害補償が受け継がれたもの。
地価が下落し、現在は殆どの土地が献上されているため、その補填も含まれている。

ノブレス
公務員の削減による財源捻出。ノブレスには殆ど公務員がいない。その他の社会保障も存在しない。所得税100%のため大成功した人はノブレスを脱出するケースもある。

◆御料地を中心としてセルバンク設立。
白血病等の被曝医療に際しての遺伝子情報の管理のため。及び大災厄での身元不明者を早期確認する必要性から生まれた。
IPS細胞による治験は商用スタート。あらかじめ健康な細胞を保存しておくために、御料地以外からもセルバンクへの希望者多数。
原発周辺の作業従事者は登録義務化。

◆ネットカフェ
たいようの国は公営ネットカフェを運営。現在のような民営の他にも各地には「あの国」SNS直営のネットカフェがある。
SNSによる直営のネットカフェでは評価ポイントでの支払いもできる。評価の高い人が優遇され格安もしくは無料で宿泊でき、その人の周りに人が集まるため集客効果がある。
SNS同士の連携により「あの国」の評価であればどれに属していても支払いできるが、レートは変動する。
ネットカフェ管理人は評価が高くないと就けない。

◆多くの仕事をするスナフキン
スナフキンっぽくないので、月3万円ビジネスには別の名称が欲しい。考え中。

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otaking_ex_staff at 21:18コメント│ この記事をクリップ!
国民スナフキン化計画 

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