「書籍を自分でデジタル化する『自炊』って違法なの?」
「著作権法って、結局ぼくらの敵なの?味方なの?」
岡田斗司夫が抱いた素朴な疑問に、著作権問題のエキスパート、福井健策弁護士が答える著作権入門……になるかと思いきや、コンテンツのマネタイズ、ネット上にできつつある新たな国家、情報と経済のあり方まで、とんでもない方向へ話題が飛びまくる破天荒な対談になってしまった『なんでコンテンツにカネを払うのさ? -デジタル時代のぼくらの著作権入門』。
岡田斗司夫の大胆な発想に、福井弁護士はどう答えるのか!?
本書を読めばデジタル時代の著作権との向き合い方、そしてコンテンツの未来が見えてくるはずです。
書名:なんでコンテンツにカネを払うのさ? -デジタル時代のぼくらの著作権入門
著者:岡田斗司夫、福井健策
出版社:阪急コミュニケーションズ
価格:1,470円(税込)
発売日:2011年12月1日(木)
■お知らせ
書籍に収録されている内容の一部は、こちらからお読みいただけます。
■目次
- Chapter 01:電子書籍の自炊から著作権を考える
- 電子書籍の自炊はいけないこと?
- 家族が1万人いたら、自由に「私的複製」してもいい?
- バイトを雇って「自炊」するのはOK?
- スキャンしたあとの書籍は、処分しないといけないの?
- 私的複製の範囲をコントロールするDRMの問題
- 自由にコピーしてよくなったら、売り上げは減る?
- Chapter 02:著作権法は敵か味方か?
- 意外に新しい著作権という考え方
- プラトンとアリストテレスとダイエット
- 作品で食っていけるクリエイターなどいなかった
- 法律で遊ぶのは大人の務め
- クリエイターの稼ぎと流通の促進のバランス
- Chapter 03:コンテンツホルダーとプラットフォームの戦い
- 著作権がないと社会はつまらなくなる?
- 日本はコンテンツ輸入国だ
- コンテンツホルダーは強者なのか?
- 著作権保護は終わりのない撤退戦?
- 力を持つのはプラットフォームか?
- カネはいらないとクリエイターが言い出したらどうなる
- 広告収入モデルはクリエイターを救うか
- Chapter 04:クリエイターという職業
- 野球でメシは食えない
- プロとして食えるのは日本で1000人
- 創作で食えなくてもいい!
- 僕たちが欲しいのはコンテンツではない
- 人はライブの体験にお金を払う
- 「タニマチ」がクリエイターを救う
- つまらないけど豊か、貧乏だけど楽しい、どちらを選ぶ?
- あらゆる産業がシュリンクする
- 人はデジタルというパンドラの箱を開けてしまった
- コミケに地域通貨を導入する
- 救うべきは貧乏なクリエイターではない
- Chapter 05:ネットの中に国家を作り上げる
- 全メディアアーカイブ構想とは?
- オプトアウトで大量のコンテンツを集める
- コンテンツと一緒に石けんも売ろう
- 圧倒的な力を持つ米国発プラットフォーム
- 僕たちは二重に税金を支払っている
- マネタイズを諦めれば、奴隷から解放される
- 総合コンテンツ企業「株式会社日本コンテンツ」
- 経済のありようが変わる
- 著作権、そしてコンテンツの未来は私たちにかかっている
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