(昨日からの続き)
「こだわりの塩ラーメン専門店」は、肝心のこだわりを失った。
さらに数ヶ月後、入り口のメニューはさらに賑やかになった。
「ランチ定食、はじめました」
それから半年、昨日見たらついにそのラーメン屋はなくなっていた。
かわりになぜかナポリタンスパゲティ専門店という謎の店が開店していた。
「スパゲティのパンチョ」というのが店名だ。
イタリア名物スパゲティ。その日本版アレンジ名がイタリアの都市名ナポリタン。でもお店の名前はなぜかメキシコ系でパンチョ。
なにからなにまで混乱している。
旨いは太る!高カロリーの店!
スパゲティとミートソースがあれば、人生はそれでいい。
エビフライを自分の小遣いで買うとき、少年は大人になる。
なにがなんだかわかんないキャッチコピーに頭がクラクラした。
店内から出てきた人にチラシを渡された。
「チラシ持参で目玉焼きサービス!」
有無を言わせぬ高カロリー攻撃だ。
でも、まさか。
まさかまさか。
ナポリタンスパゲティ専門店パンチョのチラシを配っていた人は、
あのこだわりの店長じゃないよね?
今日か明日か,来週か来年。僕はこの店に入ってしまいそうな気がする。
だって「スパゲティとミートソースがあれば、人生はそれでいい」そうだから。
おそらく前のご主人ではないと思います。
センスは似てるのでまさか・・・と
思いますよね(笑)
ナポリタンと言えば昭和なんですね。
話し変わりますが、秋葉原昭和通り口の信号渡った先。UFJ銀行の隣りのビル5Fに「覚醒」というエヴァをテーマにしたガールズバーがあるんですが、公認のものなんでしょうか?
検索すれば出てくると思いますが、店内エヴァ一色です。
もうとにかく店内が凄まじい。
壁一面に古い映画やアニメのポスターがビッシリ。その中に混じって何故か毛筆で書かれた「炭水化物」の張り紙が。
オープンキッチンの仕切りには漫画のようなコマ割りの中にスパゲッティの画像が貼られ、さらに?「ゴゴゴ」「ジュウ~」「ジャバ」などと擬音まで書き込まれてます。
卓のメニューは何故か大島優子で、隅っこでは南斗聖拳のレイが?「てめぇらのナポは何色だ~!」と絶叫。
もう完全に意味不明。
で、肝心のスパゲッティなんですが、一言で言えば有楽町「ジャポネ」の模倣品です。
8月一杯\500で提供中のナポリタン目玉焼きのせ大盛をいただいたのですが、うどんのように太い麺に少量のウインナ、玉ねぎ、ピーマンで「ジャポネ」「さぼうる2」を知る身としては少々期待外れ。後発のくせに先人を何一つ越えられていない。
あとBGMと店員のかけ声がうるさくて落ち着けないのもダメだ。
やはり昭和のナポリタンを食べたかったら「さぼうる2」です。