『遺言』公式サイトプロデューサーを務めるマクガイヤーのリュウタロウです。
なんと島本和彦先生にブログで『遺言』を激賞して頂きました! ありがとうございます。オタキングex内でも島本先生のファンは多く、皆喜んでおります。
今回は自分の話を少し。
私が『遺言』イベントに通うようになったのは『オタク・イズ・デッド』というイベントに参加しそこねたのがきっかけでした。
現在、『オタクは既に死んでい
る』として書籍化されているイベントですね。岡田斗司夫がオタクの死について語るであろうことはある程度予想していて、オタクを自認する者としては絶対に
聞かなければならないと意気込んでいたのですが、その頃はロフト等で行われるイベントに対するアンテナの張り方が悪く、すっかり見逃してしまったのでし
た。その翌日に同じくロフトプラスワンで行われたネイチャージモンのトークライブにはしっかり参加していたという事実も、今となっては悔しさ倍増です。
そんなわけで、『遺言』イベントには第一回から全て参加し、特に誰から求められたわけでもないのに内容をまとめたレポートやら感想やらをブログに
アップす
るという作業を続けました。興味のある方は下記リンクを参照下さい。今読み返すと変に力が入っていて気恥ずかしいのですが、これもまた一つの思い出という
こと で。
第一、二、三、四、五、六回レポート
その後、同じ会場で行われた『ひとり夜話』イベントにもほぼ毎回参加し、今、オタキングexの社員としてこの文章を書いてるわけです。思い返すに、あの時が全ての始まりでした。
『遺言』といえば、ブログにはあまり書かなかったのですが、ロフトプラスワンで自分と同じように社長の話を聞いていた観客達も思い出深いです。
彼らのうち何人かはその後知り合いになり、一緒にオタキングexに入り、今一緒にヒーコラ言いながら仕事をしている仲間となったのですが、結局あのイベント以降、ロフトプラスワンで姿をみかけなくなった人も何人かおりました。
金髪でモヒカンだった名も知らぬ若者もその一人です。金髪でモヒカン、しかも彼女連れでしたので印象深かったです。「彼女、つまらなそうにしてるよね」と社長にイジられた後、「つまらなくなんかないです!」と彼女がプンプン怒っていたのも強烈に記憶に残ってます。
後日、Mixiにて検索をかけると、モヒカンの彼らしきアカウントを発見しました。プロフィールを読むに、学生のようです。学生だと知って、私はなんだか彼のことが羨ましくなりました。
『遺言』イベントの魅力は大きく分けて二つありました。一つはガイナックス時代の裏話が聞けること。もう一つは、それらをテキストにして、クリエーターとしてのあり方や創作論を学べることでした。
なんだかんだいっても、自分のような30代ブロガーがイベントに参加する理由としては前者の方が大きかったのですが、20代学生ならばそれはおのずと違ってくるでしょう。20代でこれを聞けるモヒカンの彼が羨ましかったのです。
しかも、モヒカンの彼の姿をみかけたのは『遺言』イベントだけではありませんでした。名だたるオタク系評論家が集まった宮崎駿のイベントや、毎年開催され
るオタク大賞でも彼の姿をみかけました。宮崎駿のイベントで彼がした質問が、『遺言』後に開催された「岡田斗司夫の『寝言』』イベントでの『On
Your
Mark』評をきちんと踏まえたものだったりしていて、嗚呼、イベントの一つ一つがきちんと彼の血になり肉になっているのだなぁと、まるで親のような目線
でみていたものです。
しかしその後、しばしの中断期間を経た後にロフトプラスワンで開催された『岡田斗司夫のひとり夜話』のイベントに彼の姿はありませんでした。いや、いたのかもしれませんが、気づきませんでした。当然、現在のオタキングex内にも彼の姿はありません。
今でもモヒカンの彼のことを思い返すと、少々複雑な気分になります。いったい彼はどのような理由でロフトプラスワンに通うのを辞めてしまったので しょう か? 岡田斗司夫に興味が無くなってしまったのでしょうか? そもそもクリエーター論に興味が無かったのでしょうか? 彼よりもよほど不真面目に話を聞い ていたであろう自分が、こうしてこの文章を書いている現実を思うと、なんだか複雑です。
遺言
岡田 斗司夫

- 定価:¥2,835 (本体 : ¥2,700)
- ISBN4480864059