FREEexなう。

2010年10月25日

ex社員が語る『遺言』:代々木のアニキ編

校正を担当させていただいたうちの1人である、代々木のアニキです。

二つ名からも察することできるように、社長こと岡田斗司夫のライブイベントが数多く開催されてきた、ロフトプラスワンから徒歩圏内に住んでいます。

『オタクアミーゴス』をはじめ、『オタク・イズ・デッド』、『世界征服は可能か』など社長のトークイベントの多くに出席しています。

だけど、仕事が忙しい時期と重なり、『遺言』のイベントはすべての回、行けなかった。その悔しさもあったからこそ、その後開催された『ひとり夜話』は(意地もあって)全部行ったわけですが……

『ひとり夜話』に行っていなければオタキングexに入ることはなかったわけですが、その『ひとり夜話』には、『遺言』に行けなかった悔しさがなければ行ってなかったかもしれない。紛れもなく、『遺言』は私とオタキングexの入社につなげてくれた大きなきっかけです。

先に読んだ者からこの本をオススメする理由を。

以前ひとり夜話で『遺言』が出版される話が出たときの社長による説明は『戦国武将の伝記のようなものができあがった』。初稿を読んだ時、確かに納得しました。あえて他の作品で喩えるなら、梶原一騎の未完の遺作である『一騎人生劇場 男の星座』でしょうか。

『男の星座』が戦後の格闘技や漫画を取り巻く状況を描いた群像劇・歴史物語・ビルドゥングスロマンであるとしたら、『遺言』はまさに、オタクが認知 されるようになった時代のそれに当たります。前者は残念ながら、作者の死去により梶原一騎がメジャーデビューする直前のところで終わっていますが、『遺 言』はアマチュアからプロになって会社を設立、独立した後まで、伝えています。

『男の星座』の冒頭部分を引用すると、「友よ、愛する読者諸兄よ、岡田斗司夫とのゴージャスなる『最後の晩餐』に堪能せよ!」といったところでしょうか。是非お楽しみ下さい。

遺言
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testotakingex at 15:59コメント│ この記事をクリップ!
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