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2010年06月28日

【人生の取り扱い説明書】 11回目 職人タイプエピソード集

あなたのまわりの身近な人、親しい人のタイプは何でしょうか?
他人が理解でき、他人に理解してもらえる。この「人生のとりせつ」は、そんなマニュアルです。

さて、今回は「職人タイプ」のエピソード集です。これで、あなたのまわりの職人タイプを見つけて下さい。
と言うのも、あなた自身のタイプと同時に、相手のタイプがわかって初めて、あなたはこの「人生のとりせつ」を有効活用できるようになるからです。
何しろこの取扱説明書は、あなたが苦手なタイプとのつき合いをより円滑にすることや、あなたが特に親しくなりたいと願っている相手に対しての有効で効率のいいアプローチの仕方、といった場面で、最もその真価を発揮してくれるからです。

では、今回はこだわりに生きる人達、職人タイプのひと口エピソード集です。

●職人タイプの全体的な印象は、何事も正義漢ぶる、まじめタイプ。ガンコで我が道を驀進している印象が強い。

●知人の作家T氏の口癖は「あいつは作家の風上にもおけない野郎だ」 T氏には、作家とはかくあるべし、という確固とした理想像があるから。

●職人タイプが大喜びするのは、他人が自分を、わかってくれた時。自分のこだわりを認めて貰った時には、手放しですごく喜ぶ。
自分と同じ価値観を持っていると考えて、わかってくれた人の評価がグッと上がる。

●職人タイプの管理職は、自分の部下に対して責任感が強い。いろいろ面倒を見たり、かばってやったり、助言したりしようとする。
そのかわり、しつけにも厳しく、細かいことまで指導する。

●会社員のH君は、異常に几帳面。社内用のメモに線を引くときも定規を使うほど。
自分の仕事でこだわっている時はまだいいが、新人に仕事を教える時まで、ここは定規でと指導してしまう。
しかも「この作業の前には、まず、シャーペンと消しゴムとこの用紙の他に、定規を用意して下さい」という徹底ぶり。
効率と合理性を愛する学者タイプの同僚は、それを見てクラクラ。

●自分の上司や、スポンサー、取材先などには反骨精神旺盛。
「お上」に逆らうことこそ、自分らしさを通すことと考えている感がある。
「社員としてではなく、一人の人間として」などとすぐ言い出す。

●レコード会社勤務のS氏は遅刻の常習犯。遅れてきて会社で歯を磨きながら「歯を磨かないと、人としゃべっていても落ちつかなくって。
口臭がするんじゃないかとか気になって。」別に彼は、人より口臭がヒドイわけじゃない。むしろ仲間内では清潔な方。
「神経質だね」というと「人間として当然ですよ」と言い返す。遅刻はいいのに、口臭はダメのなのか。それも人間として。

●上には厳しいが、決して一番上になりたがらないのも職人タイプの特徴。
僕の知り合いで、会社をはじめたヤツは多いが、職人タイプで社長をしている人間は不幸そうだ。
上司の文句を言いながら、自分のこだわりを通すのが幸せなのだ。

●職人タイプの芸は、本気度が違う。前述のH君は、カラオケで子門真人の歌をそっくりに熱唱する。
マンガ家のA氏は、仮面ライダーのナレーションを調子よく暗唱する。
公務員のM氏は、映画「スターウォーズ」の全セリフと効果音を一言一句違わず暗唱する。
それぞれ確かにうまいが、あまりに本気すぎて、見ている方がツラくなる。カラオケで「魂の歌」を熱唱するヤツは必ず職人タイプ。

●マジメ人間で有名なK君の口癖は「良しとしよう」。彼にとって世の中の出来事は、許せることと、許せないことにニ分されるようだ。
彼に許してもらわなくても、誰も困らないんだけどな。

●食品会社勤務のF君。社長が「一口サイズの唐揚げを、串に刺して販売しよう」と提案したら、猛反対。
「そんなもの、売るべきじゃない。そんなのは唐揚げじゃない!」 プロとしてのプライドが許さないそうだ。

●映画監督のT氏は菜食主義者。肉も魚も食わない。しかも、食ってる知人に「生き物を食べるなんて、人間のすることじゃないよ」と説教までする。
酒を飲むと、小学生の頃、大好きなプリンに釣られてつい、父親に肉を食べさせられてしまった思い出を、泣きながら語る。
ちなみに彼はキノコ類も食わない。「キノコはバイ菌の親玉ですよ。あんなもの食い物じゃないです」
でも、餃子や魚肉ソーセージは食べるので、友達からはただのワガママと言われている。

●本棚やCDの整理にも大いにこだわる。
使い勝手と収納性を第一に考える軍人や学者タイプと反対に、職人や王様タイプは見せる整理法に努力する。
特に職人タイプは、自分がこだわっている作品や、他人と違う好みを主張できるような物を、目立つように並べる。
で、そこから自分のこだわりや好みを読みとってもらえると、何よりも嬉しがる。

●職人タイプにウケがいいのが、尾崎豊。
「夜中に学校の窓ガラスを割った」なんて歌を聞いて、心が震えるのは「大人や学校というシステムに反抗する」考え方に共感するからだ。
でも王様タイプの僕は「なんで夜中なんだよ。卑怯だなぁ。昼間、堂々とやれよ」と心底、気に入らない。

みなさんの廻りに、あてはまる人はいますか?それが職人タイプです。
では次回は「目立ちたがりだが、情にもろい」、王様タイプのエピソードをお届けしましょう。




testotakingex at 15:46コメント│ この記事をクリップ!
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