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2010年06月28日

【人生の取り扱い説明書】 04回目 子供の時からわかる各タイプ

人生をより効率よく運営する為のコーナー「人生のとりせつ」も4回目。
今回は幼児期の言動を基準に、4つの欲求による分類をご説明します。

幼児(3歳~6歳位)の遊び方、喜び方、ワガママの出し方などを観察すると、
大人よりはるかに単純かつストレートです。
幼児達の言動を5分も見れば、誰がどのタイプにあてはまるか、おおまか判断できるでしょう。

まず、簡単な見分け方として、とにかく大人にまとわりつき、お友達と遊ぶ子と、
隅っこで一人遊びをする子がいます。
いつも友達と遊んでいるような子は、王様タイプや軍人タイプ。
隅っこで一人遊びをしている子は、職人タイプや学者タイプ。
おおまかにこう考えて差し支えありません。

その中でも、幼稚園の先生にやたら話しかけて自分のことをおしゃべりしたり、
みんなの前でおどけて見せたりするのは、王様タイプです。
転んだりすると、たいして痛くなくても大泣きして注意をひき、だっこしてもらうまで気がすまない、
とにかくかまってほしい甘えたさんです。
甘えの手法はそれぞれですが、子供という立場をうまく利用した甘え上手、大人に受けがいいタイプです。
反面、自分がまわりから余り歓迎されていない雰囲気を察すると、
一転して萎縮して一人で隅っこで緊張します。
常に、他人の目に自分がどう映るかに一番こだわるタイプです。
こういう子供が大人になるわけです。
当然、自分が何かをした時のまわりの反応、
ほめたか、不快げだったか、無視されたか、といったデータを敏感に察知し、蓄積します。
本人の努力は、他人がほめてくれそうなこと、注目してくれそうなことに向かいます。
そういう王様タイプにとって大人になるということは、自分を嫌う人も受け入れる、ということでしょうか。

これに比べて、負けず嫌いのがんばり屋さんが軍人タイプ。
転んでも自分のせいだと痛くても泣かないのに、
人に押されて転んだりすると大して痛くなくても大泣きします。
お友達と遊んでいても、自分の言い出したことにこだわり、なかなか譲れない。
「ごめんね」ができないわがままさんです。
その分、負けた悔しさをバネに、一人でこっそり練習し、
いつの間にかコマ廻しがうまくなっていたり、鉄棒や水泳ができるようになったりもします。
「コマ廻しは、○○君が一番」といったことに敏感で、強い者、上手な者に従います。
当然、自分より下手なヤツがいばるのは許せません。
自分が集団でどれくらいの位置にあるか、常に気にするタイプです。
こういう子供が大人になると、序列や権威を重んじる大人になります。
結婚式の席順に一番こだわるのもこのタイプです。
軍人タイプの不安とは、負けることではありません。
自分が誰より上か、序列がはっきりしない状態です。
そういう場合は、それとなくさぐりをいれて、上か下か判断します。
主婦どうしでも、だんなの会社・役職、家や車、子供の学校、服のブランドまで、
無意識にどっちが上かを判定しています。
これも優位・劣位をはっきりさせる為の作業です。
この軍人タイプにとって、大人になるというのは、
負けを認め、序列を受け入れるようになるという事になります。

王様タイプ、軍人タイプに比べると、一人遊びが多いのは、職人タイプ。
誰と遊ぶかより、何をして遊ぶかの方が優先しているタイプです。
おもしろそうな遊びを見つけるとそのグループに飛び込み、気がすむとまた一人で遊びだします。
一人きりで気がすむまで続けられるお絵かき、ブロック等の遊びが大好きです。
またこのタイプの子供は、好きなものがはっきりしていて、
他人には理解できないものにものすごくこだわったりします。
ボロボロの熊のヌイグルミをいつまでも持っているタイプなのです。
こういう子供が大きくなると、濃い趣味を持つ人になります。
主婦でも、インテリアや手芸にこだわります。
仕事でも、出世や成功より、「やり方」や「こうあるべき」にこだわります。
いわゆるがんこな職人気質や、お金や名誉にこだわらないアーティスト気質等も、このタイプです。
職人タイプが大人になる、というのは、
自分のやり方が通せない場面でも、その場を収め、折れる事が出来るようになると言うことですね。

職人タイプに一見似ているのが、学者タイプ。
まだまだ論理的思考は未発達で、言葉も拙い幼児時代に、学者タイプを見分けるのはちょっと難しい。
あえて言えば「言葉に敏感かどうか」がポイントです。
学者タイプの子供は、ものの名前を憶えることこそ、
すなわちそのものを本当に把握・理解することだと直感しています。
言葉になった約束などにもこだわります。
こういった子供が大人になると、
仕事は社会勉強、人づき合いは人間勉強といった考え方をする人が多いようです。
相手の考えや価値観を理解できることが何よりも大切と感じます。
人に対してだけでなく、組織やシステムなど、何につけても、なぜそうなるのかを考え、
自分なりに結論づけないと気が済みません。
というのも理解できない事柄があると、不安で仕方がないからです。
その為に常に「なぜか」を考え、仮説を立て、実際に試してみて、仮説を補強するといったやり方をします。
仕事や子育てに関しても「こうしたらうまくいくはずなんだが、
はたしてどうだろうか」という実験感覚で取り組みます。
学者タイプが大人になるというのは、
自分の仮説が間違っていたとき、素直に訂正できるようになるということです。

以上が、幼児における岡田式性格分類法です。あなたの子供時代はいかがでしたか?
では、次回は人生の不幸の本質、欲求の方向を取り違えてしまった不幸に関してお話ししましょう。
では、また。




testotakingex at 15:34コメント│ この記事をクリップ!
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