このコーナーは人生の「とりせつ」(取り扱い説明書)です。
人生で悩んだりした時や、どうしてもウマの合わない人がいて困っている時、
こういった場合にお読み頂くものです。
既存のどんな宗教や心理学、精神医学よりも、
現実のあなたの幸福にお役に立つように書かれております。
是非、お役立て下さい。
☆不幸だと思ったらまず最初に☆
1)12時間以上、何も食べていないということはありませんか?
すぐ何か血糖値のあがるものを食べて下さい。
極端に野菜不足の場合も、野菜を食べるなり、ビタミン剤を飲むなり対処して下さい。
2)36時間以上眠っていないということはありませんか?
まず8時間以上眠って下さい。寝不足は極端なハイか無気力の元です。
3)気温が30度以上だったり、0度以下だったりしませんか?
できるだけ冷暖房を活用し、気候に適した快適な服装を心掛けて下さい。
名作マンガ『じゃりン子チエ』でも、
お婆はんが「不幸は寒い、ひもじい、死にたい、の順番でやってくる」と教えてくれます。
この連載は、心(ソフト面)の取り扱い説明書です。
こういった体(ハード面)の調整に関してはフォローしておりません。
が、これをお読みの大抵の方は、人生の不幸の原因を心(ソフト)にお持ちだと思います。
どういうわけか、人間だけが生物として例外的に心(ソフト)が体(ハード)をリードする存在なのです。
人間は、食べ物やセックスのためではなく、
国の為や名誉のためという抽象的なものに命を懸けて戦ったりします。
食べるものがたっぷりあるのに自殺したり、ダイエットしたりして体をこわしたりもします。
自分の子供を殺したり、逆に自分の子供が大人になっても手放さなかったりします。
生物として考えたら納得がいかないことだらけですね。
これは、心(ソフト)が体(ハード)を支配しているからに他なりません。
この「とりせつ」は、これら心(ソフト)を正しく取り扱うことに重点を置いて記述されています。
では、本題。4つのタイプの説明に入ります。
A.軍人
B.王様
C.職人
D.学者
ニュースキャスターや知識人を例に考えてみましょう。
A.軍人タイプは、猪瀬直樹。
軍人タイプの人々は、序列や立場・勝敗をはっきりさせることを好みます。
討論番組での猪瀬氏を見ていると、典型的な軍人タイプだ、と言うことがわかるでしょう。
理屈はともかく「言い負けたくない」という彼の気持ちが、気迫となって迫ってくるようですね。
B.王様タイプは木村太郎。
全ての人間は自分にひざまづいて当然。それが王様タイプです。
木村氏も自分のことを「単なるニュースキャスター」とは思っていません。
その為いきなり、「日本人はこうあるべきだ」などと大して深く考えたわけでもない意見を、
堂々と発表したりします。
C.職人タイプは久米宏。
司会を美しくテクニカルにこなすことに、職人的なこだわりと誇りを持っています。
明瞭な発音、計算された服装、コンマ1秒までピシッと長さのあったコメント。
すべて彼の美意識で統一されています。
スタッフの不手際でビデオのテロップが出遅れたりした時は、こめかみに青筋が立つほど怒ります。
怖いですね。
D.学者タイプは、筑紫哲也。
冷静な分析と批判が中心のコメントは、明らかに知ったかぶり野郎の学者タイプです。
自分の意見を押しつけたりしませんし、言い争って勝とうとしたりもしません。
世の中の事件について自分のように判っていることが何よりも大切で、立派なことだと信じて疑いません。
この4タイプ、野球選手で例えると以下のようになります。
A.軍人タイプは、落合。
野球だけでなく、経済的にも他人より勝っていないと気がすまない落合は軍人タイプ。
王様タイプの奥様とのコンビは、まさに最強です。
B.王様タイプは、長嶋。
勝つことより、試合で目立つことを選びます。
「セコいヒットより、カッコいい三振がいい」と現役時代にも言ってました。目立ちたがりですね。
C.職人タイプは王。
孤立を恐れず、執念でオリジナルの打法を編み出す。
練習量もハンパではありません。このこだわり、職人タイプ特有の習性ですね。
D.学者タイプは広岡。
管理野球と言われる広岡哲学。管理は、各選手の食事カロリー計算にまで及びます。
彼にとって野球とは「観察→理論化→実験」なのでしょう。
いかがでしょうか?まだ自分のタイプを性急に特定できなくても大丈夫。家族・知人を、このタイプかなぁ、とか考えられるようになったら合格です。