ネットの選挙利用について、ようやっと合意が出た。 ネット界最強の書評家・小飼弾氏によると、世界最大の検索サイトGoogle本社では”機械政府”という研究が進行している。 検索エンジンであらゆるブログやメール、携帯の会話から「民意をマーケティング」 し、それを基準に政策や行政を自動装置化してしまおう、という壮大な計画らしい。 無茶に聞こえる? もちろん機械だけにまかせるわけにはいかない。 「政治には、血肉の通った人間の熱い魂が必要」 いずれ政治や行政はGoogleなどITシステムの波に呑まれて超スリム化する。 (2010/06/02 毎日新聞掲載)
「外国に比べて遅れている」とか、そういうつまんないことを言うのはやめよう。
これは「ネットによって政治が変わってしまう」ほんの第一歩に過ぎないから。
ネットは政治をどう変えてしまうか?
視野を高く、見晴らしよく眺めてみよう。
いや、民意のマーケティング手段として、選挙よりも検索エンジンが劣っている、とは誰も言えないはずだ。
米国ではすでに医者や弁護士・司法書士の仕事をネットが負担しつつある。今や税金申告や簡単な病気診断はネットで済ませてる人も多いだろう。
前例踏襲や事務処理が大部分のお役所仕事ってどっちかというと「人間には向いていない・IT化に向いてる」仕事なんだよね。関係者は絶体に認めないだろうけど。
でも現在の政治や行政・司法に関わる人間の99%は整理され、経費つまり国家予算も激減するだろう。
21世紀の後半、倒産せずに生き残れる国家とはIT化、すなわち「政治家や官僚・法律家の大量リストラに成功」した国家だけになるに違いない。
大幅に減量した政府と、マスコミという批判装置、市民ネットという監視装置の新三院制が国家運営を分担する。
思い切ってこれぐらいシステム変更を目指すのが真の「政治改革」だ。今よりずっと安上がりで効率良くなるだろうしね。
わかるんだけど本当かなぁ?
明治以来、百年以上この国では「今の政治家はダメだ。だからこの候補を」という叫びが選挙のたびに響いた。で、百年以上も「今の政治家はダメ。だから次は私が」という再チャレンジが続いている。
結果は?
今年の選挙も同じパターンだ。つまり「政治を 良くしよう」というムーブメントではこれ以上の改善効率化は望めないんだ。
有能な人でも清貧の人でも若い人でも、百年間ず~っとダメだったんだから、やり方を根本的に考え直した方がいいよ。
リストラされた政治家や役人たちは、そして僕たちはどう生きていけばいいのだろ う?
そ れこそGoogleが教えてくれない「人間の仕事」だ。
そっちを考えようよ。